
ハマスとの停戦が始まった先月10日以降、イスラエルが制御下にあるガザ地区の地域で少なくとも1,500棟以上の建物を破壊していたことが、BBC Verifyが分析した衛星画像から明らかになったと、BBCが12日に報じた。
Newsisによると、今月8日に撮影された衛星写真には、イスラエル国防軍(IDF)が掌握している全地域の建物が破壊され、停戦から1か月も経たないうちに壊滅的な状況となっている様子が映っているという。
実際に破壊された建物の数はこれを大きく上回る可能性もあり、一部地域の衛星画像は解析が困難だったとBBC Verifyは説明している。
一部の専門家は、こうした建物破壊が米国、エジプト、カタール、トルコが仲介した停戦条件に違反する可能性があると指摘している。一方、イスラエル国防軍の報道官は「停戦合意の枠組みに従って行動している」とコメントした。
今回の停戦合意は、ドナルド・トランプ米大統領が提示したガザ地区に関する20項目の計画を基礎としており、そこには「空爆や砲撃を含むすべての軍事作戦の停止」が明記されている。トランプ大統領は合意成立後「戦争は終わった」と繰り返し強調していた。















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