
暗号資産市場で売りが強まり、ビットコインの暴落が再び加速している。
1日(現地時間)、ビットコインは1日で6%以上急落し、3月以来最大の下げ幅を記録した。この日のニューヨーク市場では、午後4時時点で8万5,468ドル(約1,331万2,552円)で取引され、10月初旬に付けた史上最高値の12万6,000ドル(約962万5,447円)超から30%以上値を下げている。急落はイーサリアムやソラナなど主要コインへと広がり、暗号資産関連株であるコインベース・グローバルや、マイケル・セイラー氏が率いるビットコイン保有企業ストラテジーなども連動して下落した。
暗号資産のこうした売り圧力は、市場全体のリスク回避姿勢がある。投資家らが、収益性の低いテック企業や投機的企業、ミーム株などを継続して手放している状況である。
BNBプラスのパトリック・ホスマン最高投資責任者(CIO)は米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対し「ビットコインが6万ドル(約934万5,099円)まで下がる可能性がある」と述べ「まだ苦痛は終わっていない」と指摘した。
WSJは「過去のクリプト・ウィンター局面では、ビットコインなど主要デジタル資産が高値から約80%暴落した後、ようやく反発の兆しが出た」とし「2022年の低迷期を含む過去のサイクルは、市場全体に詐欺や不正の疑惑が広がる中で引き起こされてきた」と分析した。
ストラテジーは同日、今後の配当および債務の利払い余力を確保するため、普通株式の発行によって14億4,000万ドル(約2,243億6,075万3,792円)を調達したと発表した。調達資金は12カ月から24カ月分の優先株配当原資に充てる計画だ。また、過去2週間でビットコイン130枚を追加取得し、総保有枚数は65万枚となった。これは現在価値で約560億ドル(約8兆7,253億5,874万1,674円)規模になる。
しかし市場の関心は、ストラテジーのマイケル・セイラー会長が映像プレゼンテーションで述べた発言に集まった。セイラー氏は、ストラテジーの時価総額がビットコインの純資産価値(mNAV)を下回った場合、株主利益のためにビットコインや関連証券の一部を売却する可能性があると表明した。
これは最近、ストラテジーのフォン・リーCEOがポッドキャストで「最終手段としてビットコインを売却する可能性がある」と述べたことに続くものである。
リーCEOは「mNAVが1を下回り、他の調達手段が閉ざされれば、配当の原資確保のため売却せざるを得ない」と説明した。
リーCEOはさらに「ビットコインの冬が近づいている兆しがあり、mNAVにも圧力がかかっている」と述べ「1を下回らないことを願っているが、もしそうなり、他の資金調達も不可能となれば、ビットコインを売却することになる」と語った。
ストラテジーの株価は今年に入りすでに約半分まで下落している中、この日は取引時間中に一時12%急落した。その後下げ幅を縮小したものの、終値は3%超安の171.42ドル(約2万6,708円)だった。
イーサリアムは7.6%急落し、年初来で17%下落した。ソラナも約8%下落した。米国最大の暗号資産取引所コインベース・グローバルは4.8%下落し、ステーブルコイン発行企業サークル・インターネット・グループも5%下落した。














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