
米軍が東太平洋で麻薬運搬が疑われる船舶を攻撃し、4人が死亡した。今回の作戦は米軍が実施した26回目の麻薬船舶攻撃で、全体の死者数は約100人に達すると推定される。
Newsisの報道によると、米南方軍は17日(現地時間)に報道資料を通じ、この日ピート・ヘグセス米国防長官の指示により、公海上でテロ組織が運用する船舶に対して致命的な物理的打撃を加えたと明らかにしたという。該当船舶は東太平洋の麻薬密売ルートに沿って航行し、麻薬密売作戦に加担していたとし、男性4人が死亡したが、米軍側に被害はなかったと付け加えた。
ニューヨーク・タイムズ(NYT)とザ・ヒルなどによると、今回の作戦は米軍が9月から実施した計26回目の攻撃で、現在までに少なくとも99人が死亡したと集計されているという。民主党と一部の戦争法専門家は、船舶攻撃が国際法違反だと反発している。彼らは特に9月2日にベネズエラ近くのカリブ海で発生した最初の攻撃事件を調査している。
当時、米軍は難破した船舶に向けて発砲するよう命令を出すなど、複数回の後続攻撃を行い、これらの措置が戦争犯罪に該当する可能性があるとの指摘がある。ただし、この日の午前に米下院では麻薬運搬が疑われる船舶に対するトランプ政権の攻撃とベネズエラに対する敵対行為を制限しようとする法案が共和党主導で否決された。
今回の船舶攻撃は米国とベネズエラ間の緊張が高まる中で発生した。米国はカリブ海に数千人の兵力と数十隻の軍艦を集結させている。米国は前日、ベネズエラのニコラス・マドゥロ政権を「外国テロ団体」と公式に指定し、ベネズエラを往復するタンカーの「完全封鎖」を命じた。それに対抗してベネズエラも自国の港から出航するタンカーを護衛するよう指示し、対立が極限に達している。

















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