WorldView-3衛星、墜落中のスターリンク衛星を241km離れた場所で捉える
スペースXのスターリンクブロードバンドインターネット衛星の1機が軌道上で異常を起こした後、地球に墜落する様子が衛星写真に捉えられたと宇宙科学メディア「Space.com」が23日(現地時間)報じた。
17日、スターリンク衛星1機が地上との通信が途絶え、推進タンクからガスが噴出するなどの異常を経験した。スペースXはこの衛星が地球の大気圏に墜落する予定で、数週間以内に大気圏に再突入して消滅するだろうと明らかにした。

続いて18日、アメリカの衛星企業ベンター(旧マクサー・テクノロジーズ)は地球観測衛星WorldView-3を使用して約241km離れた場所からスターリンク衛星を撮影した。この撮影はスペースXの要請で行われたとされる。
公開された写真は宇宙で撮影された近接画像で、四角い形の人工衛星が本体の両側に長く直方体の太陽光パネルを展開している様子が見られる。

スペースXスターリンクエンジニアリング副社長マイケル・ニコルズはXを通じて「WorldView-3衛星が収集した映像によれば、スターリンク衛星35956は概ね完全な状態に見える」と述べ、「追加分析の結果、今回の事象により追跡可能な少数の破片が発生したと判断され、該当衛星と破片は数週間以内に大気圏に再突入して完全に消滅する見込みだ」と明らかにした。
スターリンクメガコンステレーションは現在構築されている衛星群の中で最大規模である。現在約9,300機の衛星が運用中で、これは地球軌道を回る全稼働衛星の約65%をスペースXが運営していることを意味する。この数値は引き続き増加している。
スペースXは今年だけで122回のスターリンク打ち上げミッションを遂行し、3,000機以上の衛星を低軌道に追加配置した。













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