
イランが自国の技術で製作した観測衛星3機をロシアのロケットに搭載し、成功裏に発射した。
28日(現地時間)イラン国営「IRNA通信」によると、この日の午後4時48分頃、ロシアのボストーチヌイ宇宙基地からイランの人工衛星ザファル-2、パヤ、コウサル-1.5の3機がロシアのソユーズロケットに搭載され、宇宙軌道に投入された。
発射された衛星は、地球上空約500キロの軌道を周回し、農業や環境分野などで幅広く活用される予定だ。人工衛星の運用寿命は最長で5年とされている。
今回打ち上げられた衛星は、イランが自国技術で設計・製造したものだ。このうち、国防省傘下の機関である「イラン電子工業」が開発した「パヤ」は、イランが独自に製作した中で最も先進的な映像衛星とされる。人工知能(AI)を活用して画像の解像度を大幅に向上させた点が特徴で、重量は約150キロと、イランの人工衛星としては過去最大級となる。
イランが自国製ロケットではなく、ロシアのソユーズロケットを選択した理由について「IRNA通信」は、精密衛星輸送の分野で世界的に高い信頼性を持っているためだと伝えた。
ロシアとイランは、2022年のウクライナ戦争勃発以降、科学分野を中心に協力関係を強めている。イランは直近2年間で計10回の衛星打ち上げを実施しており、そのうち4回は、同じロシアの発射基地からソユーズロケットを使用して行われた。
西側諸国は、イランの衛星打ち上げ計画に強い警戒感を示している。特に米国は、イランの宇宙開発を、核弾頭を搭載可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)技術開発の隠れ蓑と見なし、厳しい制裁を科してきた。衛星打ち上げに用いられるロケット技術が、ICBM技術とほぼ共通しているためだ。
これに対し、イラン政府は、自国の宇宙開発は純粋に科学的かつ平和的な目的によるものであり、国連安全保障理事会の決議を順守していると反論している。
















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