
香港行きの旅客機内で、客室乗務員の身体を不法撮影した日本人乗客が実刑を言い渡された。
香港紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」などによると、香港の裁判所は機内で女性客室乗務員のスカート内を撮影した罪に問われていた日本国籍のIT企業社員のA被告(46)に、懲役4週間と罰金1万香港ドル(約20万円)を言い渡した。
事件は昨年11月24日、日本を出発し香港を経由する航空便の機内で発生した。A被告は窓側の座席に座り、窓の外の景色を撮影するふりをしながら犯行に及んだとされる。
しかし、A被告の後方座席に座っていた男性乗客が、スマートフォンのカメラの向きが繰り返し客室乗務員に向けられていることを不審に思い、その様子を確認したうえで客室乗務員に知らせた。
その後、乗務員が確認に向かうと、A氏は慌てて携帯電話から写真1枚を削除し、証拠隠滅を図ったという。
最終的にスマートフォンからは、客室乗務員の後ろ姿などを写した写真が5~6枚見つかり、その中にはスカート内を拡大して撮影した画像も含まれていた。警察は撮影角度などを根拠に、A被告が計画的に犯行に及んだと結論づけた。
被害に遭ったのは、37歳の韓国人女性と26歳の台湾人女性で、いずれも事件当時、客室乗務員として機内で通常のサービス業務に従事していた。
裁判でA被告は当初、「着陸前に窓の外の景色を撮影しようとしただけで、写り込んだ写真は意図的なものではない」と主張し、容疑を否認していた。
しかしその後、A被告は罪を認め、警察の取り調べでは「客室乗務員が脚を広げた姿が美しかった」と供述していたことが明らかになった。
裁判所は、写真が客室乗務員の下半身を中心に繰り返し撮影されていた点や、特定部位を拡大した画像が存在していた点を挙げ、「偶発的な事故ではなく、計画的な犯行である」と認定した。「不法撮影犯罪の重大性と被害者の精神的苦痛を考慮すると実刑判決はやむを得ない」とし、「いかなる状況でも乗務員が性的対象となってはならない」と判断して実刑を言い渡した。













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