
ロシアの脅威が高まる中で、北大西洋条約機構(NATO)の同盟関係が揺らぐ状況を受け、ヨーロッパが10万人規模の常設軍創設を検討すべきだという主張が提議された。
12日(現地時間)、「ポリティコ」欧州版によると、欧州連合(EU)のアンドリウス・クビリウス防衛・宇宙担当欧州委員は前日、スウェーデンで開催された安全保障会議に出席し、ヨーロッパ共同防衛を再編するためには「ビッグバン方式」のアプローチが必要だとして、このように提案した。
クビリウス氏は「もしアメリカが単一の連邦防衛政策と予算を持つ連邦軍の代わりに州レベルで50の軍隊を保有するなら、軍事的により強力になるだろうか」と指摘。続けて、「私たちの答えが『いいえ』なら、私たちは何を待っているのか」とし、「もはや27の分散型国家別軍の集合ではなく、『ヨーロッパ単一軍』として戦えるよう資金を投じ始めるべきだ」と強調した。
また「ヨーロッパは10年前、ジャン=クロード・ユンケル前EU委員長、エマニュエル・マクロン・フランス大統領、アンゲラ・メルケル前ドイツ首相が提案したように、強力な10万人規模の常設軍を作ることができる」と述べた。
さらに、この構想を実現するための政治的意志の問題を解決する仕組みとして、欧州安全保障委員会の創設も提案。クビリウス氏は「欧州安全保障委員会は、核心常任理事国、議長国を含む巡回加盟国数カ国にEU執行委員長、EU首脳会議常任議長などEU指導部を加えて構成できる」とし、「イギリスも参加させるべきだ」と説明した。
続けて、「欧州安全保障委員会は10〜12人で構成され、主要防衛課題を議論するだけでなく、重大な決定を迅速に準備する役割も担うべきだ」と付け加えた。
クビリウス氏は最後に、「ヨーロッパの国防態勢は、3つの軸に依存している」と強調した。また「武器と装備の生産能力への投資拡大、十分に準備され組織化された制度と機関、そして抑止力を基盤としつつ必要な場合には実際に戦える政治的意志が核心だ」と述べた。
















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