
アメリカの仲介のもと、ロシアとウクライナが終戦案を協議する3者会談が始動した。
会談後、双方は成果を断定する言い方を避け、肯定・否定いずれの評価も抑えた。ただ、混乱なく同じ場で議論を開始したこと自体が、終戦に向けた期待を押し上げたとの見方もある。

26日(現地時間)、ロイター通信、タス通信などによると、ロシア、ウクライナともに会談結果への反応は慎重だった。相互批判や否定的な評価は抑制された一方で、踏み込んだ前向きな表現も控えられ、手探りの雰囲気が色濃い。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ウクライナ代表団から報告を受けた後、SNSで全ての当事者の主要な立場を分析したと明かした。未解決の複雑な政治課題も併せて議論したと説明し、外交では実質的な成果が必要だと訴えた。さらに、次の会議は早ければ早いほどよいとして、今後の協議に期待をにじませた。
ロシア側も、評価は抑えたまま言葉を選んだ。ドミトリー・ペスコフ大統領報道官(クレムリン報道官)は、初期段階の接触で高い成果を期待するのは誤りだとしつつ、接触が建設的に始まった事実そのものは前向きだと語った。ただ、友好的な雰囲気があったとは言えないとも述べ、この段階で関係改善が進む可能性は低いとの認識を示している。
双方は、早ければ来月1日に3回目の3者会談を開く方向で調整していると伝えられる。
一方、会議場の外ではなお戦闘が続いている。23日と24日にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで開かれた2回の3者会議では、焦点となる領土問題を主に協議した。終戦案に加え、追加的な軍事行動を防ぐ方策も議題に上ったという。
ロシアとウクライナは、東部ドネツク州の帰属を巡って折り合えていない。ロシアはドネツク州全域の放棄を求めるのに対し、ウクライナは現状の前線を凍結し、非武装地帯を設ける案で対抗している。
戦闘面でも動きが続く。ウクライナ軍は前日、ロシアのクラスノダール地方にある製油所を攻撃したと発表した。ウクライナ側は、ロシアの戦費を断つ狙いから、西側の制裁を回避して原油を輸送するロシアの「影の船団」やエネルギー関連施設などへの攻撃を強めている。
文化財被害も報告された。ウクライナは、ロシアの攻撃によりユネスコ世界文化遺産のキーウ・ペチェールシク大修道院(洞窟修道院)が損傷したとしている。ユネスコは戦争勃発後の2023年、同修道院を「危険にさらされている世界遺産(危機遺産)」の一覧に追加している。
















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