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「ミッション・インポッシブル」トランプがホルムズ海峡を絶対に掌握できない理由

望月博樹 アクセス  

引用:ソウル新聞
引用:ソウル新聞

米国のドナルド・トランプ大統領が日本など7か国にホルムズ海峡を通過する船舶保護のために軍艦を送るよう要求した中、米軍がホルムズ海峡を制御できない現実的理由が次々と明らかになっている。

これに先立ち、トランプ大統領は開戦初期に米海軍を動員してホルムズ海峡を通過するタンカーを護衛すると明らかにした。しかし、英ガーディアンの報道によるとペルシア湾を通過するタンカーは数百隻に達するのに対し、タンカーを護衛できる米海軍の軍艦は空母を含めて12隻に過ぎないという。このうちほとんどがイランの攻撃に投入されている状態だ。

さらにホルムズ海峡の地理的構造上、海と陸地が非常に近いという問題もある。ガーディアンは「海峡の一部航路はイランの海岸線とわずか4.8〜6.4km離れている」とし、「ドローン(無人機)とミサイルの飛行時間が非常に短いため、艦船が対応する時間は2分もない」と指摘した。

米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)もこの理由から米海軍が船舶護衛に出ないとし、海軍関係者を引用して「イランのドローンと対艦ミサイルがこの地域を『集中攻撃区域(kill box)』にする可能性がある」と報じた。

WSJは15日(現地時間)、「米海軍と同盟国艦艇がホルムズ海峡の安全を確保するためには、護衛過程でイランの機雷を除去し、小型の高速攻撃艇と空中攻撃から船舶を防御しなければならない」とし、「これに必要な対空防御のためにはタンカー1隻当たり軍艦2隻が必要だ」と分析した。

この計算によれば、タンカー5〜10隻を同時に保護するためには軍艦12隻が必要だが、現在米海軍の軍艦12隻はすべて実戦配備されているため、同盟国の軍艦の支援がなければ護衛が不可能だという。仮に日本を含む同盟国が軍艦を支援したとしても、ホルムズ海峡の両端に停泊して通過を待つ船舶数十隻を同時に護衛することは事実上不可能だ。

ホルムズ海峡を確保するためには空中戦力を投入してイランのミサイルとドローンを事前に破壊するか、海峡周辺地域を事前に掌握する必要があるが、この場合イラン南部に地上軍投入が必須だという指摘もある。この場合、海岸線に沿って大規模空爆を行った後、米軍がイラン南部に上陸する順序で進行することが予想される。

問題は上陸作戦時に米海兵隊の兵力数千人が投入されなければならず、地上戦が始まる瞬間に戦争規模が拡大し、戦争がさらに長期化する可能性があるという点だ。米国が地上軍を送ったとしても約19万人規模に達するイランのイスラム革命防衛隊(IRGC)の数的攻勢に押される可能性も排除できない。

米軍がIRGCの防御を突破して海峡近くの海岸を掌握したとしても、イランの脅威を完全に排除することは難しい。イランが内陸地域から長距離ミサイルとドローンを発射できるからだ。

すでにイランは射程が長く発射速度が非常に速い弾道ミサイル「セッジール」を初発射したとされる。中東の大部分が射程に入るセッジール・ミサイルの使用は、イランが長期戦を辞さず、米国・イスラエルに対する決死の抗戦態勢を崩さないという意味に解釈される。

WSJは「戦争が完全に終わり、イランがホルムズ海峡での船舶攻撃を中止するという確実な保証が提供されなければ、海峡の交通量が正常な水準に回復することはない」と展望した。

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