
中国が南シナ海で人工島拡張工事を再開したことを受け、ベトナムが抗議し、南シナ海領有権争いが再燃する兆しを見せている。
ベトナムは21日、南シナ海領有権争いの地域であるパラセル諸島(中国名:西沙諸島・ベトナム名:ホアンサ諸島)で進行中の中国の人工島埋立活動に対して中国に抗議した。
特にサンゴ礁島であるアンテロープ礁での浚渫及び埋立作業が加速していることについて問題を提起した。
ベトナム外務省のファム・トゥー・ハン報道官は「ベトナムは中国のこのような活動に断固反対する」とし、「ベトナムは国際法に基づき、アンテロープ礁を含むパラセル諸島に対する主権を主張する十分な歴史的証拠と法的根拠を持っている」と述べた。
ファム・トゥー・ハン報道官は「ベトナムの許可なしに行われるすべての活動は完全に違法で無効だ」と強調した。
一方、中国政府はパラセル諸島が自国の領土であることを強調した。
林剣中国外務省報道官は23日の定例ブリーフィングで「西沙諸島は中国の固有の領土であり、いかなる争いも存在しない」と主張した。
続けて「中国が自国の領土で必要な建設事業を進めることは、島民の居住と生活条件を改善し、地域経済の発展に寄与するためのものだ」と述べた。
先に中国とベトナムは16日に外交・国防・治安の首脳がすべて参加する「3プラス3戦略対話」の初の閣僚級会議を開催した。
中国と対立しているフィリピンのフェルディナンド大統領とは異なり、ベトナム権力序列1位のグエン・フー・チョン共産党書記長は中国との関係発展を重視していることを示す行事だった。
しかし、領土問題が浮上し、両国関係は再び試練を迎えている。
これに先立ち、グローバル情報研究ネットワークであるインテルラボが分析した衛星写真によると、中国はアンテロープ礁で大規模な埋立作業を進めていることが明らかになった。
9日に撮影されたとされる1枚の写真は、かつてほとんど水に沈んでいた礁の面積がかなり広がったとインテルラボの研究員デミアン・シモンがソーシャルメディアに公開した。
この写真には浚渫船と建設支援船と推定される30隻以上の船舶が潟の中にいる姿も捉えられている。
香港のサウスチャイナ・モーニング・ポストは2015年に王毅外相が南シナ海人工島建設事業が完了したと発表したことを挙げ、中国が10年以上前に中断を公式に発表した後、南シナ海で着手した最も重要な動きかもしれないと報じた。
アンテロープ礁は海南島最南端の港である三亜から約300km、ベトナムのダナンからは約400km離れた戦略的な位置にある。
「インテルラボ」に続き、ワシントン戦略国際問題研究所(CSIS)傘下のアジア海洋透明性イニシアティブは、アメリカのVantorの最近の商業用衛星画像を利用して、アンテロープ礁で約603㏊(6.03㎢)の土地が埋立てられたと19日に発表した。
CSISはこの規模がパラセル諸島にある中国の他の施設、特に南シナ海行政の中心地であるウッディー島(約360㏊)と比較して「驚くほど大きい」と述べた。
CSISは「衛星写真で見える速度で建設が進むなら、アンテロープ礁はパラセル諸島で中国最大規模の礁になるだろう」とし、「南シナ海全体でも最も大きな規模でスプラトリー諸島のミスチーフ礁と同じかそれ以上になる可能性がある」と展望した。
南シナ海にある中国最大の人工島ミスチーフ礁の面積は約608㏊だ。
中国が領有権争いの地域であるスプラトリー諸島に建設し、レーダー及びミサイルシステムを設置した「3大主要前哨基地」の一つだ。
アンテロープ礁の埋立地が中国の他の主要前哨基地と同様の軍事施設に開発される場合、中国の感知能力をベトナム沿岸にさらに近づけ、南シナ海北部で中国海軍及び空軍資産に対する追加の能力と予備力を提供できるとCSISは分析した。
アンテロープ礁の埋立はスプラトリー諸島でベトナムが強化している干拓活動に対する中国の対応である可能性もあるとサウスチャイナ・モーニング・ポストは伝えた。
北京に本部を置く「南海戦略態勢感知計画」が昨年6月に発表した報告書によると、ベトナムは2021年以降スプラトリー諸島の11の地形で850㏊の新しい土地を埋立てた。
また対艦砲やミサイルシステムを配置するために使用できる埠頭、滑走路、堤防及び仮設着陸場を新しい地形に建設した。
















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