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「儲からない成長の正体」台数は伸びても利益が消える…BYDに起きた”異常事態”

荒巻俊 アクセス  

BYD、2025年純利益19%減…4年ぶり減益、中国国内の競争激化

引用:depositphotos
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中国最大の電気自動車メーカー、BYD(比亜迪)が2025年通期決算で、4年ぶりに減益を記録した。

販売増加ペースの鈍化に加え、コスト負担の拡大や国内市場での競争激化が重なったためとみられる。

香港経済日報、経済通、新浪財経は30日(現地時間)、BYDの2025年通期決算について、純利益が前年比18.9%減の326億1,900万元(約7,518億5,600万円)だったと伝えた。

減少幅は、市場予想の12.1%を大きく上回った。

売上高は前年比3.46%増の8,039億6,500万元(約18兆5,300億円)だった。伸び率は過去6年間で最も低い水準にとどまった。

全体売上高の約80%を占める自動車および関連事業の売上高は、5.1%増の6,486億4,600万元(約14兆9,500億円)だった。

一方、スマートフォン部品の生産や組み立てなどを手がける関連事業は、2.7%減の1,552億3,700万元(約3兆5,800億円)だった。

自動車事業の収益性も悪化した。自動車および関連製品の売上総利益率は20.5%と、前年から1.8ポイント低下した。全社ベースの売上総利益率も、前年の19.44%から17.74%に下がった。

年間の新車販売台数は460万台で、前年比8%増だった。ただ、2024年に41%増を記録したのと比べると、成長ペースは大きく鈍化した。

特に、2025年9月以降は月間販売台数が前年同月を下回る状況が続いた。四半期ベースでは、第3四半期の売上高は2,377億元(約5兆4,800億円)で前年比14%減、純利益は93億元(約2,143億6,100万円)で同38%減となり、いずれも3四半期連続の減少となった。

地域別では、海外事業が拡大した一方、国内市場の不振が際立った。2025年の乗用車の海外販売は104万台となり、前年の2.5倍に増えた。

一方、海外分を除く国内の乗用車販売は約10%減少した。国内市場では価格競争の激化と需要の鈍化が響き、自動車事業の税引前利益は22%減少した。

費用面では、研究開発投資の拡大も重荷となった。研究開発費は前年比9%増加し、売上高に占める比率も7.2%と、前年より0.4ポイント上昇した。

別資料によると、年間の研究開発投資は634億元(約1兆4,600億円)で17%増加し、累計投資額は2,400億元(約5兆5,300億円)を超えた。

BYDはこれまで、価格競争力を武器に電気自動車市場で急成長してきたが、競争環境は一段と厳しさを増している。

零跑汽車(リープモーター)や吉利汽車(ジーリー)などの競合各社が技術格差を縮め、市場シェアを切り崩している。

BYD側も、新エネルギー車を巡る競争が「熾烈な淘汰競争」の段階に入ったとの認識を示した。

雇用規模も縮小した。2025年末時点の従業員数は86万9,622人で、前年より10.2%減少した。

在庫回転日数は72日に伸び、在庫負担も増した。

なお、BYDは2025年の中国新車販売全体で首位を維持したが、2026年1〜2月には4位に後退した。

市場では、2026年も厳しい事業環境が続くとの見方が出ている。海外では成長が続く一方、国内では競争激化と需要鈍化が続き、収益性を圧迫する可能性が高いとの分析が出ている。新エネルギー車向け補助金の縮小も、負担要因として指摘されている。

荒巻俊
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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