イラン大統領、パキスタン首相に米国の裏切り可能性を警告

パキスタンのシャバズ・シャリフ首相とイランのマスード・ペゼシュキアン大統領は19日(現地時間)、電話会談を行い、中東情勢と平和定着に向けた方策について協議した。ペゼシュキアン大統領はこの中で、米国に対する不信感を示した。
CNNやAFP通信によると、両首脳は約45分間にわたり友好的な雰囲気の中で会談し、地域情勢全般について意見交換を行うとともに、平和と安定の促進に向けた協力策を話し合ったという。
シャリフ首相は、イランが平和交渉に臨む姿勢を示したことに感謝の意を表し、サウジアラビア、カタール、トルコの指導者らと最近接触した内容を説明し、「こうした外交的交流が地域の持続可能な平和構築の取り組みに寄与している」と述べた。
また、「パキスタンのアシム・ムニール陸軍参謀総長が最近テヘランを訪問した際に建設的な協議が行われた」とし、両国間の継続的な協力の必要性を強調した。
さらに、パキスタンが今後も友好国と共に地域の平和と安定を促進するために努力するという立場を再確認した。
これに対し、ペゼシュキアン大統領はパキスタン政府と軍指導部の確固たる平和意志を高く評価し、地域の安定への貢献を称賛した。
また、両国関係が今後さらに強化されることへの期待を示した。
特に、タイムズ・オブ・イスラエル(TOI)やイランのWANA通信によると、同大統領は米国が約束を繰り返し破り、「嫌がらせで非合理的な行動」を続けていると批判した。こうした行動が交渉過程や休戦期間中に続いたと指摘した。
さらに、米国による「イランに対する海上封鎖」などの挑発的かつ違法な措置は停戦合意に明確に違反し、国連憲章の原則にも反すると強調した。
ペゼシュキアン大統領は、「米国の行動と脅威的な発言がイラン国内で米国の誠意に対する疑念を高めた」とし、「米国が過去と同様に外交を裏切る可能性が明らかになった」と指摘した。
また、米国やイスラエルによる追加的な挑発に対して、イランの主権と国益を守る決意を改めて表明し、こうした行為が世界の安全保障に深刻な結果をもたらす可能性があると警告した。
加えて、「ペルシア湾南部沿岸国を含む隣国との関係を強化する」とし、「米国などの域外勢力の破壊的介入を排除し、集団的協力を通じて平和と安全を促進することを期待する」と述べた。
一方、シャリフ首相は自身のSNS「X(旧Twitter)」を通じて今回の通話事実を公開し、湾岸地域の紛争に関する意見を交わしたと紹介した。
そして、「パキスタンが地域の平和と安定の仲介者役割を引き続き果たす」と付け加えた。
これとともに、パキスタン外務省は、同日モハンマド・イシャク・ダール外相がイランのアッバス・アラグチ外相と電話会談を行い、諸問題解決に向けた継続的な対話と関与の必要性について協議したと発表した。
なお、今回の首脳会談では今後の和平交渉の日程などについて具体的な言及はなかったという。
シャリフ首相は、イランが今月11~12日に米国との協議のため「高官級代表団」を派遣したことには触れたが、次回の交渉時期については言及しなかった。
米国はパキスタンでイランとの第2回平和交渉を開催するため代表団を派遣する予定だと明らかにしたが、イランは後に国営メディアを通じて交渉に不参加だと表明した。
両国首脳間の通話は平和協力の意志を再確認するきっかけとなったが、実際の交渉再開の可否は不透明な状況だ。
















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