
台湾が中国本土からより近い澎湖諸島の島などに多連装ロケット砲の「HIMARS」と長距離ミサイルの「ATACMS」を配備する計画だとタイペイ・タイムズが11日に報じた。台湾は「攻撃は最大の防御」との考えに基づき、澎湖島や東引島などの離島に該当システムを前方配備し、中国沿岸の軍事基地が打撃範囲に入るようにする計画だ。
離島にHIMARSを配備する最も重要な理由は、中国人民解放軍(PLA)が敢えて近づけない「死角」を構築するためだと、消息筋を引用して報じた。消息筋は、HIMARSが澎湖島と馬祖列島の東引島に配備される場合、中国軍を沿岸線から最低100km以上後退させるだろうと述べた。台湾の武器が前方配備され、PLAが最低100km内陸に部隊を撤収する場合、台湾はより広い空間と早期警報を確保できるだろうと消息筋は述べた。
台湾は米国からHIMARSとATACMSを段階的に導入しており、すべての物量が納品されるとHIMARS 111台と射程300kmのATACMS 504台を保有することになる。台湾で生産された多連装ロケット砲「雷霆2000」は現在澎湖に配備されており、特定の任務に応じて金門島と連江県にも戦術的に配備されていると関係者は述べた。
消息筋によると、HIMARSを台湾本土ではなく澎湖や東引に配備すれば、戦術的価値が飛躍的に高まるという。澎湖島に配備されたATACMSミサイルは、中国福建省泉州市、廈門市、漳州市のPLA集結地を防御できるとの分析がある。台湾海峡の幅は約200kmで、澎湖は福建省から約150~160km離れている。したがって、澎湖から発射された射程300kmのATACMSミサイルは内陸に150km以上到達し、第2補給基地にも甚大な被害を与えることができる。
台湾最北端地域である東引は中国とさらに近くなる。移動式のHIMARS部隊は、北側では浙江省温州市海軍基地、南側では福建省の福州空軍基地まで攻撃することができ、さらにはPLA東部戦区司令部の主要レーダー基地や防空陣地まで狙えるという。台湾の精密打撃能力が福建省深くまで達することができれば、PLAは最前線の戦闘機、箱型の多連装ロケット発射台、補給基地を最低300km内陸の第2基地に撤収させなければならないと消息筋は見ている。
台湾国防部は今後の調達過程で、ロッキード・マーティン社の精密打撃ミサイル(射程最大500km)を購入するための物量を確保している状態だと軍の消息筋が伝えた。













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