
中国の習近平国家主席は14日、米国のドナルド・トランプ大統領に対し、台湾問題が米中衝突に繋がる可能性があると警告のメッセージを発した。
中国官営の新華社などによると、習主席はこの日、北京の人民大会堂で行われたトランプ大統領との首脳会談で台湾問題に言及し、「米中関係で最も重要な問題」とし、「(台湾問題を)うまく処理すれば、両国関係は全体的な安定を維持できる」と述べたという。中国が首脳会談を機に米中関係のレッドラインを再確認し、米国の台湾武器販売と台湾独立勢力を支援する可能性を強く牽制したと解釈される。
さらに、「うまく処理しなければ、両国は碰撞するか、さらには衝突することになり、米中関係全体を非常に危険な状況に追い込む」と付け加えた。「碰撞」と「衝突」はどちらも「ぶつかり合う」を意味する。「碰撞」は表面的で軽いぶつかり合いを意味するのに対し、「衝突」はより深層的で長期的な対決に近い意味を持つ。
習主席は続けて、「台湾独立と台湾海峡の平和は水と火のようで互いに混ざり合うことができない」とし、「台湾海峡の平和・安定を守ることは米中両国の最大公約数だ」と補足した。米国が台湾独立勢力に誤った信号を送ってはならないという圧力として読み取れる部分だ。
中国政府はこれまで台湾問題を「核心利益の中の核心」と位置付け、台湾に対する米国の武器販売や中国の強硬行動の牽制に敏感に反応してきた。このため、首脳会談を含む各級の米中会合ではほぼ欠かさず取り上げられる問題だったが、米中関税戦争が最大の焦点だった2025年10月のアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議を機に行われた韓国・プサンの米中首脳会談では言及されなかった。
特に、習主席がこの日「米中衝突」に直接言及して警告を発したことについては、これまでの中国の台湾問題に関する発言と比較して一段と水準が高まったとの指摘がある。習主席はイランの核兵器放棄とホルムズ海峡の開放が含まれた終戦合意を引き出す上で中国の役割が重要になった点をテコに、台湾問題に対する米国の立場の変化を要求しているということだ。
トランプ大統領は中国訪問に先立ち、今回の首脳会談で台湾に対する武器販売問題などを取り上げると述べたが、彼が習主席にどのように反応したのかは明らかになっていない。
















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