
中東産の液化天然ガス(LNG)を積みホルムズ海峡を経由したLNG船が、早ければ18日に日本に到着する。
日本経済新聞は18日、米国とイランの戦争が勃発して以来、事実上封鎖状態となっていたホルムズ海峡を初めて通過したLNG船が、千葉県の富津港に寄港すると伝えた。これは限定的ではあるものの、日本へのLNG輸送が再開へと向かう動きを示す事例だと同紙は指摘している。
日本に向かう船舶は、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ国営石油会社(ADNOC)所属のLNG船「ムラウェ」号だ。
欧州の調査機関ケプラー(Kpler)の船舶追跡情報によると、ムラウェ号は4月、UAEのダス島でLNGを積み込んだ。その後、船舶自動識別装置(AIS)の信号を切った状態で航行し、6日までにホルムズ海峡を通過したという。
ムラウェ号は、国内最大の発電会社JERAのLNGの輸入・貯蔵施設がある富津港に向けて航行中で、16日午前には和歌山県の沿岸を通過した。
ホルムズ海峡では4月末から5月初めにかけてLNG船が複数隻通過しており、これまでにLNGを積んだまま海峡を通過した船舶は、合わせて4隻確認されている。
これに先立ち13日には、封鎖を突破して航行したカタール産のLNG船が初めてパキスタンに到着した。15日には2隻目のカタール船が現地でLNGの荷揚げ作業を終えており、UAE産のLNGも16日中に中国に到着する見通しだ。
ただ、これらの船舶がどのような経緯でホルムズ海峡を通過することができたのかは明らかになっていない。
もっとも、LNGの輸送量は平時と比べると依然として低い水準にとどまっている。イラン戦争が始まって以来、ホルムズ海峡を通過した中東産LNGの輸送量は、2月の月間輸送量のおよそ4%にとどまっている。














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