「国内で余った車」が世界へ向かうのか…中国新車販売減でも輸出74%急増、在庫260万台の不安

4月の中国新車販売252万台、2.5%減…NEV比率53%・輸出74%急増

引用:ニューシス
引用:ニューシス

理財網や香港経済日報、経済通、財新快報などは15日、2026年4月の中国の新車販売台数は前年同月比2.5%減少したと報じた。

各メディアは、中国自動車工業協会(CAAM)の最新統計を引用し、4月の新車販売台数が252万6,000台に達したと伝えた。

4月の自動車生産台数は257万5,000台で、前年同月比1.7%減少した。前月比では生産が11.7%、販売が12.9%それぞれ減少した。

中国国内での新車販売は162万5,000台で、前年同月比21.6%減少した。前月比では19.7%減少した。従来の内燃機関車両は前年同月比32.2%急減の71万台だった。

4月の自動車輸出台数は90万1,000台で、前年同月比74.4%急増し、前月比では3%増加した。このうち新エネルギー車は前年同月比で2.1倍に増加し、43万台となった。

車種別では、乗用車の販売台数が212万9,000台で前年同月比4.2%減少した一方、商用車は39万7,000台で8.1%増となり、回復基調を維持した。

新エネルギー車(NEV)は4月の生産台数が132万台で前年同月比5.5%増加し、販売台数は9.7%増の134万4,000台となった。全体の新車販売に占めるNEVの比率は53.2%まで上昇した。

アナリストは、NEVの普及率が50%を超えた点を挙げ、中国の自動車市場が内燃機関中心の構造から電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車中心に急速に転換していることを示していると評価した。

1~4月の累計では販売台数が957万4,000台で前年同期比4.8%減少した。中国国内の販売台数は、20.6%急減の644万7,000台だった。

このうち、従来型燃料車の販売は21%減の352万7,000台だった。また、NEVの累計販売も292万台で前年同期比20.2%減となり、マイナス成長を記録した。

1〜4月の累計輸出台数は312万7,000台となり、前年同期比61.5%の大幅増となった。NEVの輸出台数は138万台で、前年同期比1.2倍に増加した。

アナリストは、海外市場で中国製EVへの需要が引き続き堅調だとしたうえで、国際貿易環境の不透明感が続く中でも、中国製NEVは技術力と価格競争力を背景に、自動車産業成長の中核的な原動力となっていると分析した。

ただし、生産過剰への懸念は依然として高まっている。中国自動車流通協会が発表した4月の自動車ディーラー在庫調査によると、ディーラー総合在庫指数は1.89となり、3月比で7.4%、前年同月比では34%急増した。4月末時点のディーラー在庫規模は約260万台に達したと推定されている。

梶原圭介
梶原圭介

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