プーチン大統領の屈辱…「80キロも外れたオレシュニクミサイル、命中精度に深刻な欠陥」

ロシアがウクライナの首都キーウを含む主要都市に対し、開戦以来最大規模となるドローン・ミサイル攻撃を行う中、最も警戒されていたロシアの極超音速ミサイル「オレシュニク」をめぐる分析が相次いでいる。
ウクライナの軍事専門メディア、ディフェンス・エクスプレスは24日(現地時間)、「ロシアがオレシュニクミサイルを最大80キロも目標から外して発射した可能性がある」と報じた。
「X」上の公開情報分析(OSINT)チャンネルのサイバー・ボロシュノによると、前日にロシアが発射したオレシュニクは、ウクライナの首都キーウ州ビーラ・ツェールクヴァ地区にある自動車整備工場に着弾したとのことだ。

しかし専門家らは、ロシア軍がキーウ州内にあるウクライナ空軍所属のビーラ・ツェールクヴァ空軍基地を標的にした可能性が高いとみている。ビーラ・ツェールクヴァ空軍基地はキーウの南約80キロに位置し、空軍基地や軍部隊が配置された軍事拠点として知られている。
軍事アナリストらは、ロシア軍のオレシュニクミサイルの標的はビーラ・ツェールクヴァ空軍基地だったものの、目標を正確に捉えられず、無関係な自動車整備工場とその周辺を壊滅状態にしたと推測している。
サイバー・ボロシュノは、「オレシュニクが着弾した場所はビーラ・ツェールクヴァの車庫地区で、飛行場とは全く別の場所にある」と指摘した。
「オレシュニクに爆発弾頭なし」
また、ディフェンス・エクスプレスは、ロシアの最新鋭極超音速ミサイルが80キロも目標を外した可能性に触れ、「オレシュニクミサイルの実際の性能は、仮に目標に命中したとしても極めて疑わしい」としたうえで、「ロシアのプロパガンダ関係者やSNSでも、オレシュニクミサイルに爆発弾頭が搭載されていなかった点が強調されている」と皮肉った。
オレシュニクミサイルは、通常弾頭と核弾頭の両方を搭載可能なMIRV(個別誘導多弾頭)弾道ミサイルである。しかし今回の攻撃後、当局による被害分析の結果、オレシュニクが着弾した地点では直径最大3メートル、深さ約2メートルのクレーターが確認された。

これを受け、一部ではオレシュニクの打撃力が予想より弱かったことから、ミサイルに爆発弾頭が搭載されていなかった可能性が指摘されている。
ロシアが2024年11月にドニプロ攻撃でオレシュニクを発射した際にも、ウクライナ政府や一部の西側専門家は「爆薬のないダミー弾頭が搭載されていた」と分析していた。
今年1月の攻撃当時も、一部のウクライナメディアは「爆発性弾頭ではなく金属製の質量体のみを搭載したオレシュニクミサイルだった」と評価した。これは地面に衝突して大きな穴を作る一方、大規模な爆発は発生しない方式だ。
ディフェンス・エクスプレスは、「核弾頭搭載を主目的とするこのミサイルは、命中精度が極めて低い可能性がある」としたうえで、「今回の攻撃で弾頭が搭載されていなかったとしても、民間人に深刻な脅威となり得る点を忘れてはならない。オレシュニクは明確なテロ手段だ」と強調した。

オレシュニクはロシア語で「ヘーゼルナッツの木」を意味する。ヘーゼルナッツの木は枝先に複数の実をつけるのが特徴で、このミサイルも弾頭が分離され、複数の目標に向かう「MIRV(個別誘導多弾頭)」ミサイルとされている。
このミサイルは最大5000キロ離れた目標を攻撃でき、通常弾頭と核弾頭の両方を搭載可能だ。通常弾頭を装備した場合でも、秒速2.5〜3キロ(マッハ10)で目標に到達する極超音速ミサイルであるため、その破壊力は核兵器に匹敵するとされている。
ゼレンスキー大統領「完全に狂っている」と非難
一方、オレシュニクミサイルを投入したロシアの大規模攻撃について、一部ではウクライナへの物理的被害よりも、政治的メッセージを発する狙いが大きいとの分析も出ている。
ニューヨーク・タイムズはこの日、「核弾頭搭載が可能なオレシュニクミサイルは、事実上、軍事目的よりも政治的道具として使われている」と報じた。単に甚大な被害を与えることよりも、ウクライナやNATO加盟国に対し、核弾頭搭載が可能な極超音速ミサイルを保有していることを誇示する狙いが強いという見方だ。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、オレシュニクミサイルなどによるロシア軍の空襲で、集合住宅や学校、博物館、首都キーウが深刻な被害を受けているとし、「完全に狂った連中だ」と強く非難した。
















コメント1
ロシアのことだから、国防省が安い兵器開発費で作らせて浮いた分をネコババして、性能だけ誇張して宣伝したのだろう。ショイグみたいに。