
英国軍がロシアの影の船団(シャドーフリート)に属するタンカー1隻を英仏海峡で初めて拿捕したとAFP通信などが報じた。
英国防省は14日(現地時間)の声明で、海兵隊特殊部隊と特別訓練を受けた国家犯罪対策庁(NCA)の要員らが英仏海峡を航行していた制裁対象のロシア籍タンカー・スミルトスに乗り込み、運航を停止させたと明らかにした。
英国が制裁対象のロシア船舶に対して自国軍を投入し拿捕作戦を実施したのは今回が初めてとなる。
ダン・ジャービス英国防相は「ロシアはウクライナ戦争の資金調達のため『影の船団』に依存している」と指摘し「英国は今回の作戦でプーチン大統領の違法な戦争に打撃を与えた」と評価した。
また、ジャービス国防相は今回の作戦がフランスとの緊密な協力のもとで実施されたと付け加えた。
英国政府はスミルトス号を英国南部沿岸の停泊地へ移動させた後、環境面や安全面での問題がないか調査する予定だとしている。
キア・スターマー英首相は作戦に参加した軍関係者やNCAの要員らを称賛し「今回の措置はウクライナ侵攻の資金源を提供する者たちがもはや身を隠せないことを示している」と強調した。
ロシアの影の船団とは、西側諸国による対ロシア制裁を回避するために所有構造が不透明で運航履歴も不明確な老朽船を利用してロシア産原油を輸送するタンカー群を指す。国際保険に加入せず、船舶自動識別装置(AIS)を停止したまま航行するケースが多いことから、このように呼ばれている。
英国の他にもフランスやベルギー、スウェーデン、フィンランドなどの欧州各国も最近、制裁違反の疑いがある影の船団の船舶を相次いで拿捕・差し押さえている。一方、ロシアはこうした欧州側の対応について「敵対的な行為だ」と反発している。
















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