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米軍が太平洋軍の名称復活、インド太平洋戦略への影響に注目

竹内智子 アクセス  

引用:ブルームバーグ
引用:ブルームバーグ

米国防総省が「米インド太平洋軍(USINDOPACOM)」の名称を再び「米太平洋軍(USPACOM)」に変更した。2018年、米トランプ政権1期目にインド洋と太平洋を一つの戦略空間としてまとめるとして名称を変更してから8年ぶりの原状回復だ。

AP通信によると、米国防総省は17日(現地時間)に声明を通じて、米インド太平洋軍を正式に米太平洋軍に再命名すると発表したという。米国防総省は「米太平洋軍という伝統的な名称を復活させることで、同軍の深い歴史的ルーツと遺産を称えたい」と説明した。

米太平洋軍は1947年、米国のハリー・トルーマン元大統領時代に創設された米軍最古の統合戦闘軍司令部だ。その後70年以上にわたり米太平洋軍という名称を使用してきたが、2018年当時の国防長官だったジェームズ・マティス氏がインドの戦略的重要性が増したという理由で米インド太平洋軍に改称した。当時、米国は中国の軍事力拡張に対応し、インドとの安全保障協力を強化するため「インド太平洋戦略」を核心的な外交・安全保障方針として掲げていた。

名称の変更について外交・安全保障の専門家らは、単なる看板の掛け替え以上の象徴性があると評価している。インド太平洋という表現自体が、中国への牽制とインドを取り込む戦略を含んだ地政学的な概念だったからだ。特にインドでは米国がインド洋地域の戦略的重要性を軽視するのではないかという懸念も出ている。

米国側は名称の変更が戦略の変化と解釈されることを否定している。司令部の管轄区域と任務、同盟国との協力体制には変更がなく、歴史的名称を復活させる次元だという説明だ。米太平洋軍の管轄範囲は引き続き米国の西海岸からインド西部の国境まで及ぶ世界最大規模の戦域を担当する。

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