
ドナルド・トランプ米大統領が、キア・スターマー英首相の辞任に言及した。
トランプ大統領は21日(現地時間)、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「キア・スターマーは首相職を辞任するだろう」と投稿し、「彼は移民とエネルギー(北海油田の開発)という二つの重要課題で深刻な失策を重ねた」と主張した。
トランプ大統領は昨年9月に英国を訪問した際、スターマー首相に対し、「英国の状況は米国と非常によく似ている」と述べ、「軍を投入するなど、どのような手段を使っても構わない。われわれは米国に入ってきた多くの人々を追放している」として、反移民政策へと方針転換するよう求めた。
また、先月15日には、「彼が移民問題を解決できず、北海での石油掘削を開始しなければ、生き残るのは難しいだろう」としたうえで、「英国は世界有数の油田を保有しながら活用せず、ノルウェーから石油を輸入している。風力発電の拡大を直ちにやめ、北海を開放すべきだ」と訴えた。
両首脳は昨年6月の主要7カ国(G7)首脳会議や同年9月のトランプ大統領の英国訪問時までは、「ブロマンス」と評されるほど良好な関係を維持していた。しかし、今年に入ると、トランプ大統領によるグリーンランド併合の主張やイランとの戦争への参加圧力などをきっかけに、対立が表面化し始めた。
スターマー首相は2024年の総選挙で労働党を圧勝に導き、政権交代を実現した。しかし、景気低迷や物価高騰、住宅価格の上昇、福祉政策の混乱など、たび重なる失策により支持率は下落を続けている。5月の地方選での大敗に続き、党内最大のライバルとされる前マンチェスター市長のアンディ・バーナム氏が19日、補欠選挙で下院に復帰し、最大の危機を迎えている。
英紙オブザーバーは20日、スターマー首相が早ければ22日にも辞任の意向を表明する計画だと報じた。ただ、英政府はこれを否定している。













コメント0