
ロシアの侵攻以降、ウクライナの強力な同盟国の一つであるポーランドとの間に亀裂の兆しが見られている。6月30日(現地時間)、キーウ・ポストなどウクライナメディアの報道によると、ポーランドは相互主義の欠如を理由に戦闘機「MiG-29」の譲渡を拒否したという。
実際、ポーランドのヴワディスワフ・コシニャク=カミシュ国防相は、ポーランド・テレビ(TVP)とのインタビューで「我々はMiG-29とドローン(無人機)技術を交換する非常に明確で協力的なアプローチを提案した」とし、「当初ウクライナはこれを受け入れたが、実行しなかったため、約束した戦闘機を渡さない」と明らかにした。
これに先立つ2024年7月、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がポーランドを訪問した際、両国はポーランド軍が保有するMiG-29の追加譲渡について協議し、その後には米国製戦闘機「F-35」と韓国製軽攻撃機「FA-50」を受け取る時点に合わせて最大9機を譲渡することで合意した。代わりにウクライナ政府がポーランドにドローン関連のノウハウを提供し、先端ドローン技術を部分的に共有することで合意したが、実行されなかったというのがポーランド側の主張だ。
特に今回のMiG-29譲渡の取り消しは、両国間の過去の問題が浮上した状況で行われた。5月末、ゼレンスキー大統領はウクライナ軍の特殊部隊に「ウクライナ蜂起軍(UPA)の英雄たち」という称号を付与する法令に署名した。彼はこれを軍の歴史的伝統を復元するための措置だと説明したが、ポーランドは即座に反発した。
ウクライナではUPAが旧ソ連とナチス・ドイツに対抗した抵抗勢力と評価されているが、ポーランドでは1943~1945年に発生した「ヴォルィーニ虐殺」の主犯と見なされているためだ。ポーランド側はこの事件で当時約10万人のポーランド系住民が残虐に虐殺されたとみている。これによりポーランドは、ゼレンスキー大統領に授与した最高勲章を剥奪し、ゼレンスキー大統領がこれを即座に返還したことで対立はさらに深まった。
ポーランドはウクライナの強力な支援国の一つと見なされている。ロシアの侵攻以降、ポーランドは自国軍が保有していた旧ソ連製の戦車、装甲車、自走砲、そしてMiG-29戦闘機14機もウクライナに譲渡し、圧倒的な軍事支援を行ってきた。さらに西側からウクライナに入る軍事物資の約90%がポーランドの領土を経由している。















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