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2025年05月08日木曜日
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「投資の神様」バフェットが電撃引退発表!アベル氏が次期CEOに内定、新たな時代の幕開け

引用:シー・エヌ・ビー・シー

投資会社バークシャー・ハサウェイの会長を務めるウォーレン・バフェット氏が、3日(現地時間)に引退を表明し、年末には後任としてグレッグ・アベル副会長(62)が最高経営責任者(CEO)に就任する見通しとなった。

「ロイター通信」によると、同日開かれたバークシャー・ハサウェイの年次株主総会でアベル副会長は、「バークシャーの一員として共に前進できることを非常に光栄に思う」と述べた。経営スタイルがバフェット氏とどう異なるかという質問に対しては、「より積極的かつ前向きな姿勢で物事を進めていきたい」と答えた。

カナダ・エドモントンの労働者家庭に生まれたアベル氏は、学生時代から空き瓶の回収や消火器の消火液補充といったアルバイトをしていた。AP通信によると、「バフェット氏が幼少期に祖父の食料品店で学んだ経験と類似している」と指摘している。また、「アイスホッケーの伝説」と呼ばれるシド・アベル氏の甥であり、学生時代からアイスホッケーに親しんできたという。カナダ・アルバータ大学を卒業後、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)で会計士として勤務し、その後、電力会社「カル・エナジー」に転職。同社が「ミッドアメリカン」に社名を変更した後の1999年、バークシャー・ハサウェイに買収され、バフェット氏との縁が生まれた。アベル氏はミッドアメリカンのCEOを経て、2018年にバークシャー・ハサウェイ非保険部門副会長に抜擢された。以来、バークシャーグループの製造業と小売業を統括してきた。

バフェット氏は2021年、退任後の経営を託す継承者の第一候補としてアベル氏を指名し、後継構想を明確にした。昨年初めに株主宛てに送った書簡では、「アベル氏は、あらゆる面で次のバークシャー・ハサウェイの経営者として準備が整っている」と評価した。

AP通信は「バフェット氏とバークシャーの取締役会は、アベル氏が多様なビジネスを理解する生来の才能を持っていると評価した」と伝えた。バークシャー傘下企業デイリークイーンのCEOであるトロイ・ベイダー氏は、アベル氏について「ビジネスのセンスに優れ、バフェット氏のように直観力の鋭い人物だ」と評した。

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