メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

3カ月で2ナノ試作に成功!ラピダスが半導体大国復活へ「TSMC超え」を狙う超加速態勢に突入

荒巻俊 アクセス  

引用:YouTube
引用:YouTube

最先端半導体の国産化を目指すラピダスが量産に向けて急速に歩みを進めていると、『日本経済新聞』が22日に報じた。

同社は工場稼働からわずか3カ月で2ナノメートル(nm)級半導体の試作品を公開し、かつて半導体大国と呼ばれた日本の復権に向けた強い意志を示している。

ラピダスの小池淳義社長は今月10日、試作品の動作確認を終えた後、「記念すべき日だ」と述べ、感慨をあらわにした。

通常、試作品の製造には半年以上かかるとされるが、それを大幅に短縮したことで、ラピダスの高い技術力が改めて証明されたとの評価が出ている。

同社が急ピッチで開発を進める背景には、開発の遅れが海外の競合他社との技術格差をさらに拡大させ、顧客確保や資金調達に悪影響を及ぼすとの危機感がある。

2ナノ半導体の製造工程は2,000を超える複雑なプロセスで構成されており、ラピダスは2027年の量産開始を目指して歩留まり向上に向けた取り組みを継続する方針。

短期間で試作品を実現できた要因として、主に以下の3点が挙げられている。

第一に、工場稼働前の段階で米IBMや国内装置メーカーと連携し、一部の工程で条件出荷を完了していたこと。

第二に、ウエハーを高速処理する「完全葉式」製造ラインを構築し、ウエハー処理速度をTSMC比で2〜3倍に高めたこと。

第三に、デジタル技術を活用したデータ解析によってウエハーの厚さや寸法、製造装置の信号を補正する「ディープラーニング・オートメーション部」を運用している点。

1980年代、世界の半導体売上高で首位に立っていた日本は、ラピダスを通じて再びその地位を取り戻す決意を固めている。

同社の高橋久・生産技術部長は「開発した製品を実際に量産へとつなげる技術力において、日本は世界一だ」と自信を示した。

工場稼働に先立ち、オランダの半導体製造装置大手ASMLは、通常半年を要する極端紫外線(EUV)露光装置の設置を4カ月で完了させ、ラピダスとの緊密な協力関係を印象づけた。

工場を視察したオランダ政府関係者は「まるでフィクションのようだ」と驚きを語った。

2ナノ半導体の量産に取り組むのは、台湾のTSMCなど一部企業に限られており、日本勢は2000年代以降、台湾や韓国との競争で後れを取り、最先端量産分野から事実上撤退していた。

市場調査会社トレンドフォースによれば、TSMCは2025年第1四半期の半導体受託製造市場で67.6%のシェアを占め、圧倒的な首位を維持している。

ラピダスの進展は、国内の装置・素材メーカーにも新たな商機をもたらすとみられている。

大日本印刷は2ナノ回路をウエハーに転写する「フォトマスク」の開発を進めており、2027年にはラピダスへの供給を予定している。

同社が18日に公開した工場映像では、ASMLの露光装置に加えて、東京エレクトロンやキヤノンなど国内メーカーの装置も確認された。

東京エレクトロンは2024年11月、北海道千歳市に装置設置および保守拠点を新設し、エンジニアの増員を進めている。

日本の半導体産業の復活には、ラピダスの量産技術確立と、産業全体との連携が不可欠とされる。

日本は装置・素材分野では依然として高いシェアを維持している一方、海外競合の追い上げも激しさを増している。

ラピダスが最先端製品の量産を実現することで、日本産業全体の競争力強化につながるかどうかが注目されていると、日経は伝えている。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「米国、中国に頭を下げすぎじゃないか?」追加関税100%保留・フェンタニル関税10%引き下げで得たのは“たった大豆輸入再開”
  • トランプ氏、訪日で“ビジネスマン”全開!日本企業に「対米投資拡大」と「レアアース協力」を直訴
  • 「ハマスが裏切った!」イスラエル、休戦合意にもかかわらず空爆再開…少なくとも7人死亡
  • 「政府が止まっても同盟は止まらない!」米空軍、“死の白鳥”B-1Bを日本へ…中・露・北を1時間で射程圏内に
  • 「政治介入の代償か」…マスク氏の政治行動でテスラ最大126万台“販売減”、競合EVは17〜22%増
  • トランプ氏の「関税愛」にWPが痛烈一撃!撤廃しても米経済はびくともしない“冷徹な現実”を暴く

こんな記事も読まれています

  • 「デザイナー絶句」…AIが創った“スーパーカー”が自動車デザインを塗り替える!
  • 【トヨタの本気】新型プリウス、燃費も走りも妥協なし…“静かな革命”が始まる
  • ネヴェーラ、“1.81秒×時速412km”で電気の限界を超えた「究極のハイパーカー」公開!
  • 【2025年版】信頼性が最も低い新車トップ10…CR調査でフォード勢がワースト独占
  • トランプ氏、訪日で“ビジネスマン”全開!日本企業に「対米投資拡大」と「レアアース協力」を直訴
  • 「ハマスが裏切った!」イスラエル、休戦合意にもかかわらず空爆再開…少なくとも7人死亡
  • 「政府が止まっても同盟は止まらない!」米空軍、“死の白鳥”B-1Bを日本へ…中・露・北を1時間で射程圏内に
  • 「政治介入の代償か」…マスク氏の政治行動でテスラ最大126万台“販売減”、競合EVは17〜22%増

こんな記事も読まれています

  • 「デザイナー絶句」…AIが創った“スーパーカー”が自動車デザインを塗り替える!
  • 【トヨタの本気】新型プリウス、燃費も走りも妥協なし…“静かな革命”が始まる
  • ネヴェーラ、“1.81秒×時速412km”で電気の限界を超えた「究極のハイパーカー」公開!
  • 【2025年版】信頼性が最も低い新車トップ10…CR調査でフォード勢がワースト独占
  • トランプ氏、訪日で“ビジネスマン”全開!日本企業に「対米投資拡大」と「レアアース協力」を直訴
  • 「ハマスが裏切った!」イスラエル、休戦合意にもかかわらず空爆再開…少なくとも7人死亡
  • 「政府が止まっても同盟は止まらない!」米空軍、“死の白鳥”B-1Bを日本へ…中・露・北を1時間で射程圏内に
  • 「政治介入の代償か」…マスク氏の政治行動でテスラ最大126万台“販売減”、競合EVは17〜22%増

おすすめニュース

  • 1
    「娘を汚したな!」不倫男を棒でリンチ…“制裁”で死亡させたインドの家族

    トレンド 

  • 2
    「すべてを消し去る」トランプ、米海軍14隻を集結…侵攻寸前の“あの国”で何が起きているのか

    フォトニュース 

  • 3
    「ついに日本も核保有?」…中国牽制を掲げて動き出す“核推進潜水艦”計画の衝撃

    フォトニュース 

  • 4
    「一生女として生きてきたのに...」32歳女性、産婦人科受診で“本当の性別”を知り、衝撃!

    トレンド 

  • 5
    「微笑の裏に快楽と犯罪帝国...」23歳美女インフルエンサーの“衝撃的な正体”にブラジル騒然!

    トレンド 

話題

  • 1
    「一晩のうちに1,000脚が消えた...」スペインの首都で椅子が大量に盗まれるワケとは?

    トレンド 

  • 2
    【完全に男】女子競泳界を席巻した米・水泳選手、「性別確認拒否」で世界水泳連盟から制裁!

    トレンド 

  • 3
    【衝撃】若い太陽は地球を襲う「宇宙の嵐」だった!初期地球に降り注いだ“宇宙放射線”の恐怖

    Uncategorized 

  • 4
    ENHYPEN、1年のワールドツアー完走…ソウルで「感動のフィナーレ」

    K-POP 

  • 5
    来春ニューアルバム発売&世界65公演ツアー準備中…6年ぶりの完全復帰へ

    HYBEアイドル 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]