
電気自動車(EV)分野で圧倒的な優位を確保した中国が、今度は電気貨物船分野で攻勢を強めている。現地時間23日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、中国業界は自国の造船業とバッテリー生産能力を活用し、短距離用の旅客船を超えて電気貨物船の開発に本格的に乗り出している。
中国交通運輸部の統計によると、中国の内陸水路で稼働中の電気および代替燃料船舶は1,000隻以上に達する。このうち電気船舶は485隻であり、その大部分は河川での旅客船として運用されている。こうした中、中国の官民を挙げた電気貨物船の開発が進んでおり、現時点では遠洋航路よりも中国国内の輸送に重点を置いている。
中国南部・福建省の国有企業である福建省船舶工業集団は今月7日、内陸水運用の純電気貨物船を進水させた。同船舶は最大1,000トンの貨物を積載でき、1回の充電で200キロを航行できるよう設計されている。
また、車載電池世界最大手のCATL(寧徳時代新能源科技)は、山東省の国有企業である済寧能源と協力し、最大積載重量2,000トン、1回の充電で最大航行距離270キロを誇る電気船舶を開発した。同船舶は昨年12月に5隻が進水し、済寧能源側が追加で50隻を発注した状態だ。CATLはこれについて、「追加注文は、電気貨物船が技術実証段階から大規模な商業運用へと転換されていることを意味する」と指摘した。
CATLは電気船舶ソリューションの輸出も展開しており、フランスの海運大手CMA CGMと電気バージ(はしけ)の開発を進めている。同船舶は昨年6月に建造が始まっており、今年中に運航を開始する予定だ。この電気バージは182TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分)級で、ベトナム国内の180キロの路線に投入されることになる。
CATLは航続距離をさらに延ばし、今後3年以内に自社開発した純電気船舶で外洋を航行するという目標を掲げている。













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