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「子どもたちの教育環境を守る」デンマーク、全国の小中学校で携帯電話使用禁止へ

佐藤美穂 アクセス  

デンマーク政府は全国のフォルケスコレ(小中学校)で携帯電話の使用を禁止する法案を決定した。当初は慎重な姿勢を示していたが、欧州全域で子どもの携帯電話やSNS利用に対する規制強化の動きが広がる中、方針を転換した。

フランスは2018年に小中学校での携帯電話使用を禁止し、ノルウェーも最近、SNSの最低利用年齢を15歳に引き上げた。

英紙ガーディアンによると、デンマーク政府は25日、政府委員会の提言を受け、13歳未満の子どもに対するスマートフォンやタブレットの所持を禁じると発表した。7歳以上の児童・生徒も学校への携帯電話持ち込みが禁止される。

マティアス・テスファイエ教育大臣はデンマークの日刊紙ポリティケンに対し、「学校は自己成長のための教育の場であり、個人の成長を促す環境でなければならない」と述べ、「もはや十代の子どもが私的に過ごす場所であってはならない」と強調した。一方で、特別支援が必要な子どもについては例外が認められる可能性があるとした。

デンマーク福祉委員会の調査では青少年の94%が13歳未満でSNSアカウントを作成していることが判明した。9歳から14歳の児童は1日平均3時間をTikTokやYouTubeで過ごしている。

委員会は子どもたちが不適切な比較文化や常時接続の圧力、有害なコンテンツにさらされるリスクを警告した。

また、IT企業に対しては依存性の高いデザインや不適切なコンテンツから子どもを保護する措置を求め、保護者には13歳になるまでスマートフォンやタブレットを与えないよう勧告した。

佐藤美穂
editor@kangnamtimes.com

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