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中国のEV台頭にグローバル車大手が膝を屈した!? アウディもBMWも中国専用EVで「ロゴ返上」

有馬侑之介 アクセス  

引用:Shutterstock
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グローバル完成車メーカーが中国の「電気自動車台頭」に対応し、相次いで現地化に力を入れている。数十年間ブランドを象徴してきたロゴをなくしたり、中国の消費者を狙った「カスタム電気自動車」を続々と発売している。

ドイツのアウディ(Audi)は23日、中国上海国際自動車産業博覧会(上海モーターショー)で、中国市場に合わせた戦略的モデルラインナップを披露した。4つのリングが絡まっている既存ロゴの代わりに「AUDI」アルファベットを使用した新しいロゴを適用した。自負心の強いドイツのプレミアムブランドが既存のロゴをなくしたことについて、かなり破格的だという評価が出ている。

アウディは過去、中国の高位職公務員が官用車としてよく利用し、これまで中国で「富」を象徴してきた。このため、一時、富を誇示しようとする消費者がアウディを好むという話が多かった。今回のロゴ変更は、このようなイメージから脱し、中国消費者らに新たにアプローチするための戦略と見られる。

この日、BMWのオリバー・チプセ最高経営責任者(CEO)は、今年末から中国のスタートアップ企業ディープシークの人工知能(AI)を搭載すると明らかにした。彼は「AIの核心的な発展が中国で起きている」とし、「BMWは中国とのAIパートナーシップを強化している」と述べた。

フォルクスワーゲン(Volkswagen)も減少傾向にある中国市場でのシェアを再び引き上げるため、中国向けの新車を公開した。「ID.エラ(Era)」「ID.エボ(Evo)」「ID.アウラ(Aura)」などスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)2種とセダン1種である。これらの車両は、現地企業の第一汽車(FAW)、上海汽車(SAIC)などと合弁で開発され、すべてAIベースの自動運転システムを搭載している。

この日、日本のトヨタは終始一貫して中国での現地化を強調した。発表者として登壇した李輝(リ・フイ)トヨタチャイナ総経理は、「トヨタは過去60年間、現地の主要パートナーと協力し、2,000万人以上の中国消費者に安全なサービスと車両を提供してきた」とし、「今後60年間も現地化経営を持続的に発展させていく」と述べた。

特に彼は、2011年にトヨタ創業者の4代目である豊田章男会長があるイベントで「中国のエンジニアが主導して開発した車両を運転できる日が来ることを望む」と述べた点に言及し、「今日、その希望が現実となり非常に嬉しい」と伝えた。この日、トヨタは現地の合弁会社と開発した中国専用の電気自動車「bZ7」モデルを公開した。

今回のイベントに参加しなかった現代自動車は、前日に上海で現地の取材陣などを対象に、北京現代の最初の中国専用電気自動車である中型SUV「エレクシオ(ELEXIO)」を披露した。現代自動車側の説明によると、中国人デザイナーが現地消費者のニーズに合わせて設計したという。

有馬侑之介
editor@kangnamtimes.com

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