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米規制に逆襲!中国が自給自足へ猛突進…独自AI半導体「アセンド910D」でNVIDIA超え狙う

織田昌大 アクセス  

中国最大の通信機器メーカー「HUAWEI(ファーウェイ)」が、AIの駆動および開発に必要なアメリカ製の先端半導体の代替を目指し、独自のAI半導体開発に乗り出した。現地では、ファーウェイの新型半導体の性能がアメリカ企業「NVIDIA(エヌビディア)」の人気製品を上回る可能性があるとの期待が高まっている。

海外メディア「ウォール・ストリート・ジャーナル」は今月27日(現地時間)、関係者の話として、ファーウェイが独自で開発したAI半導体「アセンド910D」の技術的な実現可能性を検証するため、中国のIT企業と接触したと報じた。一部の関係者によると、ファーウェイは早ければ5月末に最初のアセンド910Dサンプルを受け取る予定だという。

関係者は、アセンド910Dがまだ開発の初期段階にあり、性能評価や販売前にさらなる試験が必要だと説明した。別の関係者は、アメリカ半導体の大手NVIDIAが2022年に発売した主力AI半導体「H100」についても言及した。ファーウェイはアセンド910DでH100の性能を上回ることを目指していると述べた。

2022年からアメリカの制裁により高性能の半導体と先端半導体の製造装置の輸入が制限されている中国は、国産半導体の開発に注力してきた。海外メディア「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」は昨年4月、ファーウェイが比較的旧式の装置を使用して高性能の半導体を製造していると報じた。専門家らは、シリコンウェハーに半導体回路を描く露光工程では、旧式装置を繰り返し使用することで最新装置に近い結果を得られるが、コスト上昇と歩留まり低下が課題だと指摘している。アメリカのメディアは2023年、ファーウェイが発売したスマートフォンから先端製造装置でしか作れない高性能の半導体が発見されたことを受け、アメリカの制裁が効かなかったとの疑いがあると報じた。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ファーウェイはアセンド910D以前に「910B」と「910C」と呼ばれるAI半導体をすでに開発していたという。他のアメリカメディアは今月21日に情報筋の話を引用し、ファーウェイが910Bプロセッサー2個を1つのパッケージにした910C製品を開発し、早ければ来月から顧客に大量供給を開始する計画だと報じた。ファーウェイは昨年末からIT企業に910Cのサンプルを提供していたとされる。ウォール・ストリート・ジャーナルが接触した業界の関係者によると、ファーウェイは今年、中国の国営通信会社やTikTokの親会社「ByteDance(バイトダンス)」などの民間AI開発企業に910Bと910Cチップを80万個以上出荷する予定だという。

これに先立ちNVIDIAは、アメリカ政府による対中輸出規制を回避するため、H100より性能を抑えた「H20」半導体を製造し中国に輸出していた。しかし、トランプ政権は今月15日に行われた発表で、H20を中国に輸出する際に政府の許可を求めるよう要求した。ウォール・ストリート・ジャーナルは、中国企業がH20の輸出制限を受けて、ファーウェイの910Cの発注を増やすことを検討していると報じている。

引用:NVIDIA
引用:NVIDIA
織田昌大
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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