
イランは30日(現地時間)、米国と直接交渉に入った事実はなく、米側の終戦提案に同意したこともないとの立場を明らかにした。
ロイター通信やAFP通信などによると、イラン外務省報道官のエスマイル・バガイ氏は同日の記者会見で、仲介国を通じて米国から交渉の意思を示すメッセージは受け取ったものの、その提案は非現実的で非論理的、しかも過度な内容だと判断したと説明している。
バガイ氏は、米国当局者は言いたいことを自由に口にできるだろうが、イランは米国といかなる交渉も行っていないと強調した。さらに、米国が外交に言及するときは常に疑ってかかるべきだと指摘。先週末にパキスタン主導で開かれた中東諸国の終戦会議についても、パキスタンが独自に整えた枠組みの中で進められたものであり、イランは参加していないと線を引いている。
この日の記者会見は、パキスタン、エジプト、サウジアラビア、トルコの外相が、イランが事実上封鎖しているホルムズ海峡の再開策を協議した翌日に行われた。これに関し、バガイ氏は、イランはいま軍事侵略を受けている状態にあるとしたうえで、あらゆる努力と力を自国防衛に集中させていると訴えた。
また、イラン外務省はこの場で、核兵器不拡散条約(NPT)からの離脱可能性にも言及した。NPTは、核技術の平和利用を認める一方、核兵器の拡散を防ぐ国際条約を指す。バガイ氏は、イラン・イスラム共和国は核兵器を追求したことはなく、今後も追求しないと述べる一方、NPT加盟国にとどまるかどうかは国会で検討中だと明らかにしている。
















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