
中国は13日、首脳会談のため北京を訪れた米国のドナルド・トランプ大統領を迎えるため、中国の韓正副主席を空港に派遣した。韓副主席は権力序列8位だが、実質的な力を持つ中国共産党中央政治局常務委員会のメンバーではない。中国が実権のない象徴的な人物を送ることで、微妙な内情を示したとの見方が出ている。
トランプ大統領はエアフォースワン(大統領専用機)で、この日の午後8時頃、北京首都国際空港に到着した。現場には米国のデービッド・パーデュー駐中大使、中国の謝鋒駐米大使、中国外交部の馬朝旭副部長らの高官がいた。トランプ大統領を迎えたのは韓副主席だった。韓副主席は昨年1月に行われたトランプ大統領の就任式に中国の習近平国家主席の代理として出席した経緯がある。
韓副主席が空港で出迎えたことについて、「中国の戦略的選択」との分析が出ている。中国は外国首脳の訪問時、歓迎行事を入念に設計する。相手との距離感を示したり、高レベルの歓心を表したりする効果的な方法として使用されるという。韓副主席は、政治局常務委員7人に続く国家権力序列8位に位置づけられる。2022年10月、中央政治局常務委員から外れ、事実上の長老的役割を担っている。ニューヨーク・タイムズ(NYT)は「中国は高位ではあるが象徴的な役割を果たす人物を派遣した」とし、「韓副主席は政策決定にほとんど影響力を持っていない」と指摘した。
トランプ大統領の政権1期目時代の中国訪問時よりも格が下がったとの分析もある。2017年11月、トランプ大統領が北京を訪れた際、当時中国外交のトップだった楊潔篪中央政治局委員が空港に出迎えた。その際、中国の新華社は「中国が(首脳会談を)いかに重視しているかを示す信号だ」と報じた。
中国は過去にも国賓の空港出迎えを通じて政治的メッセージを発信してきた。2009年、米国のバラク・オバマ元大統領が就任初年に中国を訪れた際、当時副主席だった習主席が出迎えた。副主席ではあったが、胡錦濤氏の後継者と目されていた時期だった。
2014年、オバマ元大統領がアジア地域の同盟強化を推進する中で北京を訪れた際、中国は外交部の王毅外相を派遣し、より一般的なレベルの儀礼を選択した。オバマ元政権でアジア担当補佐官を務めたジョージタウン大学のエヴァン・メデイロス教授(アジア研究)はNYTに「中国外交において儀礼は実質そのものであり、国賓訪問では特にそうだ」とし、「到着時の歓迎式は儀典上の駆け引きにおける最初の関門だ」と述べた。














コメント1
gimuri
>「中国外交において儀礼は実質そのものであり、国賓訪問では特にそうだ」 つまり軽んじてるよってこと??