
台湾の頼清徳総統によるエスワティニ訪問をめぐり、領空通過を認めなかった東アフリカの島国セーシェルについて、中国の外交トップが高く評価したと、中国外務省が発表した。
中国外務省によると、王毅外相は18日、北京でセーシェルのバリー・フォール外相と会談した。
王外相はセーシェルを「アフリカおよびインド洋地域における中国の信頼できる良き友人であり、良きパートナーだ」と述べて歓迎し、「最近、セーシェル政府を含む複数の友好国政府が法に基づき公正に、頼総統の海外渡航に伴う上空通過の許可を取り消した」とした上で、「セーシェル政府が声明を通じて『一つの中国』原則を堅持するという厳正な立場を公に表明した」と続けた。
王外相は、「中国はこうした対応を高く評価している。一つの中国原則はすでに国際社会の共通認識となっており、国連総会決議2758号の権威に疑いの余地はない」と強調した。さらに「中国は最終的に完全な統一を実現し、台湾は必ず祖国のもとに戻る」と主張し、「今後、セーシェルのように国際的な道理と歴史の正しい側に立つ国がますます増えていくと確信している」と語った。
王毅外相はまた、台湾と外交関係を持つエスワティニを除くアフリカ53か国に対する無関税措置に触れ、「アフリカ向けの全面的な無関税措置を機に、セーシェルを含むアフリカ諸国に一層多くの発展の機会を提供したい」と述べた。これに対しフォール外相は、「セーシェルは一つの中国政策を堅持する方針を改めて確認する。この立場は国際情勢の変化という試練にも揺らぐことなく、今後も堅持される」と述べたと、中国外務省が発表した。
頼総統は先月22日から27日までエスワティニを訪問する予定だったが、出発前日に日程が中止された。
当時、台湾総統府は、セーシェル、モーリシャス、マダガスカルの3カ国が事前通知なく総統専用機の領空通過許可を取り消したと発表し、背景に中国当局の圧力があったと主張していた。その後、頼総統は今月2日から3泊4日の日程で、ムスワティ3世の専用機を利用してエスワティニを訪問した。
一方、中国は今月1日から2年間にわたり、アフリカで外交関係を持つ53か国を対象に無関税措置を拡大すると発表した。アフリカ諸国のうち、エスワティニだけが対象から除外された。















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