中国ヒューマノイドロボット、タブレット製造に投入…時速310台処理
智元機器人のG2ロボット、家電メーカーLongcheerの生産ラインに導入
中国のロボット企業・智元機器人(AgiBot)は、Longcheer Technologyのタブレット生産ラインにヒューマノイドロボットを投入し、産業現場への本格的な適用を開始した。
今回の導入はLongcheer Technologyのタブレット製造施設で行われ、ロボットは既存の生産ワークフローに統合されて運用されている。同社は、消費者向け電子機器の主要製造工程に人工知能(AI)システムが大規模に適用されたのは今回が初めてだとしている。

G2ロボットは、マルチメディア統合テスト(MMIT)工程を含む組立ラインで主に活用される。製品を掴んでテスト装置に配置し、完成品と不良品を分類するなど、精密作業を担う。
AgiBotによると、このロボットは作業員との協働が可能で、専用設備の追加や大規模なライン再設計を行うことなく、多様な製品モデルに柔軟に対応できるという。
また、G2ロボットは1時間あたり最大310の製品を処理し、作業サイクルは約19~20秒、成功率は99.9%以上に達する。生産ラインへの統合は約36時間で完了し、24時間稼働体制においても安定した生産性を維持していると説明している。
AgiBotとLongcheer Technologyは、今回の導入を電子機器製造分野における拡張可能な産業用AIシステム構築の重要な転換点と位置づけている。特に、従来の自動化システムへの依存を低減し、短い製品サイクルや多様なモデルへの対応力向上に寄与すると期待されている。
Longcheer Technologyのロボット事業部のリー・ロン総括マネージャーは、「今回の導入は単なる技術的成果にとどまらず、消費者向け電子機器の精密製造分野におけるAIの実用化を示した例」と述べ、AgiBotとの協力により、イノベーションから量産への移行を加速し、わずか4カ月で量産ラインへの統合を実現した」と語った。
一方、Longcheer Technologyは第2四半期までにロボット導入台数を100台規模に拡大し、自動車・半導体・エネルギーなど幅広い分野へ適用を拡大することで、産業全体におけるAI導入を加速させる方針だ。













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