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「それぞれの方式で生きる権利がある」パリオリンピック開会式でのパフォーマンスで伝えたかったメッセージは「平和」

川田翔平 アクセス  

引用=フランス2

現地時間の26日に行われたパリオリンピックの開会式において、一部のパフォーマンスが過激すぎたとの議論が起こる中、問題となっているシーンに半裸で登場した俳優が「平和のメッセージを込めたものだ」との立場を示した。

現地時間の29日、米CNNとNBC放送によれば、開会式に青い網目の衣装を身にまとい登場したフランスの歌手フィリップ・カトリーヌは、メディアとのインタビューで「世界中の皆が裸であったなら、戦争が起こっただろうか」と述べ、「裸の状態では銃や刀を隠すことができないため、おそらく起こらなかっただろう」と語った。

カトリーヌは、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』をパロディにした開会式のパフォーマンスで青い網目の衣装を着ていたが、花や果物の模型に囲まれて登場し、裸のようにも見える演出だった。

酒と欲望の神ディオニューソスをパロディにしたカトリーヌは、まるで酔っ払ったかのような表情と体勢で、ユーモラスに自身の新曲「裸(Nu)」を歌った。

この曲の歌詞は、人々が生まれた太初の頃のように生きていたなら、戦争が起こることもなく、裕福な者と貧しい者の貧富の格差は存在しなかっただろうし、痩せている、太っているなど関係なかっただろうという内容である。

彼はこの曲がガザ地区の戦争やウクライナの戦争などからインスピレーションを受けて創った平和のメッセージであると説明した。

カトリーヌは「裸の人は無害だと思うようになった」と述べ、「ギリシャでオリンピックが始まった際も、残されている絵を見ると裸の選手が描かれているが、これもまた裸では武器を持つことができないという思想がオリンピックに反映されている」と強調した。

また、彼は今回の開会式のパフォーマンスが「誇らしかった」とし、「これは私の文化だ。様々な人々がいて、それぞれの方式で生きており、何よりもそうである権利がある」と述べた。

今回のディオニューソスのメイクは、プロのメイクアップアーティスト3人が3時間がかりで作り上げたものであり、カトリーヌ自身も全身脱毛をしなければならなかったという。

カトリーヌが登場したシーンは、キリスト教界から激しい反発を受け、最終的にはパリオリンピック組織委員会がこれについて謝罪することとなった。

パリオリンピック組織委員会の広報担当者は「もし人々が不快に感じたのであれば残念だ」とし、「どの宗教に対しても無礼を示そうという意図はなかった」と付け足した。

川田翔平
editor@kangnamtimes.com

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