
アメリカ・アラスカで開催された釣り大会で、158ポンド(約71.7kg)の巨大なオヒョウを釣り上げた女性が、参加チケットを購入していなかったために賞金1万ドル(約146万6,545円)を受け取れなかったというエピソードが注目を集めている。
米メディア『アラスカ・ニュース・ソース』によると、この大会でロナ・イリングワースさんが釣り上げたオヒョウは、全長74インチ(約187.9cm)に及ぶ特大サイズで、大会期間中に記録された中で最も大きな魚だった。イリングワースさんは夫とともに電動リール付きの釣り竿を使って、この魚を引き上げた。
釣り大会では最大重量の魚を釣った参加者に1万ドルの賞金が贈られるが、ロナさんは大会参加チケットを購入していなかったため、公式な順位にカウントされなかった。その結果、賞金は彼女の魚より18kg軽い140ポンド(約63kg)の魚を釣り上げた男性に渡った。
それでも夫婦はがっかりした様子を見せることなく、オヒョウでいっぱいになった冷凍庫を見て満足している様子だった。ロナさんは「冷凍庫が巨大オヒョウで満タンになった。職場の仲間にも配って、冬の間ずっと楽しめそう」と語り、夫も「次回は必ずチケットを買うよ」と笑顔を見せた。
この出来事はSNSを通じて拡散され、多くのユーザーから「思い出には値段がつけられない」「悔しさより、楽しい経験として残してほしい」といった温かい声が寄せられた。
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