子供用おもちゃ「ウォータービーズ」の安全事故に注意
韓国消費者院は、水分を吸収すると最大100倍に膨張する「ウォータービーズ」(通称カエルの卵)に関する消費者安全警報を発表した。
25日、韓国消費者院は「ウォータービーズを誤飲した場合、体内で水分を吸収し急激に膨張することで、腸閉塞など重大な障害を引き起こす可能性がある」と発表した。
ウォータービーズは水を吸収すると元のサイズの100倍以上に膨張する性質を持つ。

問題は、本来は水耕栽培や芳香剤、インテリア用品に使われていたウォータービーズが、最近は子供の「感触遊び」に使われ、安全事故が相次いでいることだ。
過去5年間に消費者危害監視システム(CISS)に報告されたウォータービーズ関連の事故は計102件で、いずれも14歳未満の子供に発生している。
事故原因としては「誤飲」が45件、耳や鼻などへの「体内挿入」が56件と最多を占めた。
実際、2023年7月には米国ウィスコンシン州で10か月の乳児がウォータービーズを誤飲し、腸閉塞により死亡する事故が発生している。
この事故を受け、米国ではウォータービーズを玩具・教材・その他の感触遊び用おもちゃなど子供向け製品として販売することを禁止する法案を導入、推進中だ。
韓国消費者院の関係者は「子供は保護者に自身の状況を正確に説明することが難しいため、事故後の対応が遅れる可能性がある」とし、「子供がウォータービーズで遊ばないよう指導する必要がある」と注意を呼びかけた。
さらに「ウォータービーズを誤飲したり体内に挿入した場合は、直ちに医療機関を受診し、状態を確認する必要がある」と強調した。

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