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2025年07月01日火曜日
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【深海魚ラッシュの謎】イシナギ連続捕獲、地震の前兆か?専門家の見解は

「伝説の深海魚」イシナギ、釜山海域で相次いで捕獲

釜山(プサン)海域で「伝説の深海魚」と呼ばれるイシナギが最近相次いで捕獲され、注目を集めている。

釣り愛好家の間で一生に一度見られるかどうかとされるこの希少魚が、今年に入って釜山だけで既に5匹も捕獲されるという異例の事態となっている。

引用:釜山共同魚市場
引用:釜山共同魚市場

23日、釜山近くの対馬海峡中央部で、全長1.7mに達する大型のイシナギが捕獲された。このイシナギは成人男性2人が協力して釣り竿を握り、10分以上の格闘の末ようやく水面に引き上げられるほど、サイズと力が尋常ではなかった。

イシナギの捕獲に成功したキム・カンヒョ船長は「10年以上イシナギを追い求めてきたが、今年のように頻繁に捕れたのは初めて」と述べ、「一度に3匹、その後1匹ずつ計5匹を釣り上げた」と語った。

このように希少な深海魚が続けて現れる現象は極めて異例だとされている。

イシナギの出現と地震の関連性をめぐる議論

最近、日本近海で3日間に約300回の地震が発生したことから、イシナギの頻繁な出現が日本の大地震の前兆ではないかとの憶測が広がっている。

一部では深海魚の異常行動が地震と関連しているという俗説を根拠に、懸念の声が上がっている。

しかし、専門家はこうした主張には科学的根拠が乏しいとの立場を示している。

釜慶大学校環境地質学科のキム・ヨンソク教授は「来月の地震発生可能性は低い」とし、「南海トラフで発生する大地震は通常100~150年周期で繰り返されるが、現在はまだ70~80年しか経っていない」と説明した。

国立水産科学院のパク・ジョンホ研究官も「深海魚と地震を関連付けるのは科学的根拠のない俗説に過ぎない」とし、「イシナギの出現が増えたからといって直ちに地震と結びつけるのは難しい」と強調した。

 

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