NASAが公開した「宇宙寿司」、食べるのが拷問?…「刑務所の食事」と酷評、いったい何なのか

米航空宇宙局(NASA)が国際宇宙ステーションで宇宙飛行士が手作りした寿司の写真を公開したところ、その雑な見た目が話題となり、SNSでは「刑務所の食事みたいだ」といった辛辣な声が相次いだ。
英紙デイリー・メールが19日(現地時間)に報じたところによると、NASAの国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士たちが、最近、自作の「宇宙寿司」の写真をInstagramに投稿した。
写真に映っていた寿司は、四角い海苔の上にご飯とマグロまたはスパムの塊を載せたもので、我々が知る伝統的な寿司とは異なる形状であった。
NASAは、宇宙特有の食事環境について説明した。
「宇宙飛行士が摂取する食事のほとんどは地球から宇宙船で運ばれる必要があり、長期保存が可能で崩れにくいものでなければなりません」とし、「宇宙飛行士たちは、各国の伝統料理や、生地の代わりにトルティーヤを使用した特製の宇宙ピザ、そして今回の写真のようなフィンガーフードを楽しんでいます」と付け加えた。
この日公開された宇宙寿司は、エビのカクテルとともに宇宙飛行士たちの特別メニューとして提供された。
NASAは「寿司は湿気による表面張力のおかげで、崩れずに形を保つ」と説明した。
エビのカクテルは、全粒粉クラッカーの上にエビをトッピングしたもので、NASAは「ソースを使ってエビとクラッカーが分離しないようにしている」と説明した。
この写真が公開されると、ネットユーザーから酷評が殺到した。
ある利用者は「高級な刑務所の食事だ」と皮肉を込めて述べた。
別の利用者は「地球では10点満点中3点、宇宙では満点だ」と評した。
また別のネットユーザーは「これを見ると、我が家の冷蔵庫の残り物のほうがましに見える」とコメントした。
NASAの宇宙飛行士たちによる、地上の食事再現の試みは今回が初めてではない。今年初めには、無重力状態で浮遊する「宇宙チーズバーガー」の写真が公開されている。

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