
宇宙空間に漂うガスや塵からなる物質は「星雲」と呼ばれる。星雲は内部要因や外部からの衝撃によって不安定になると、やがて収縮を始める。元の大きさの10分の1以下に縮むこともある。質量は変わらないまま体積だけが小さくなるため、密度は急激に高まる。とりわけ中心部の密度は著しく上昇する。中心部の密度がある臨界点を超えると、陽子同士が結合する核融合反応が起きる。この過程で光が生まれる。これが星の光である。こうして星は誕生する。
「星」という言葉は、人類にとって普遍的な文化遺産であり、さまざまな意味で用いられてきた。天文学においても広い意味で用いられる言葉だ。狭義では太陽のような恒星のみを指すが、地球や火星のような惑星、月のような衛星も含めて「星」と呼ばれることがある。厳密に言えば、核融合反応によって自ら光を放つ天体のみが星、すなわち恒星である。星雲の中心部で密度と温度が臨界点を超え、核融合反応が始まり、その副産物として光が生まれた瞬間から、その天体は星となる。
星にも一生がある。より正確には寿命があると言うべきだろう。星の寿命は、誕生時の質量と深く関係している。核融合反応によって光を生み出しているその期間こそが、星の寿命である。核融合が止まれば、星はもはや光を作り出すことができない。星雲から光が生まれる瞬間を誕生とするなら、核融合による光を生み出せなくなる瞬間を、星の死と呼ぶ。星は誕生時の質量が大きいほど寿命が短い。大きな質量を持って誕生するということは、その星がより多くの物質を含んでいることを意味する。
星を構成する物質の大部分は水素だ。水素は陽子1個と電子1個から成り立っている。星の質量が大きいということは、その内部により多くの陽子が存在するということでもある。陽子の数が多ければ、核融合反応をより長く続けることができるため、質量の小さな星よりも長生きしそうに思われるが、現実は逆だ。質量の大きな星ほど中心部で核融合反応が激しく進み、短時間で大量のエネルギーを放出する。その分、より明るく輝き、燃料を急速に使い果たしてしまうのだ。核融合によって光を放つ星の寿命は、誕生時の質量に反比例する。

引用:Kangnamtimes
太陽ほどの質量を持つ星の寿命は約100億年とされる。この期間、核融合反応によって星の光が生み出される。一方、太陽よりはるかに軽い赤色矮星は、1兆年にも及ぶと推定されている。太陽より質量の大きい星ほど、その寿命は質量に応じて短くなる。中には、寿命が1億年を超えない星もある。核融合による光の生産を終えた星は、やがて終末段階を迎える。太陽のような星は、最終段階で均衡を失い、膨張と収縮を繰り返す時期に入る。その均衡が限界を超えると、星は膨張する部分と収縮する部分に分かれる。膨張した部分は惑星状星雲となり、星が生まれた宇宙空間へと戻っていく。収縮した部分は高密度・高温の白色矮星となる。白色矮星も広義では星だが、もはや核融合は行わない。核融合とは異なる仕組みによって光を放つ天体である。星は、核融合による発光の段階を終えた後、一度の死を経て、惑星状星雲と白色矮星という新たな段階の生を迎える。
人は年齢を重ねるにつれ、死を現実的なものとして捉える機会が増えていく。同時に、これまで歩んできた時間や選択を振り返る場面も多くなる。人生の後半に差しかかると、自身の歩みを自然界の循環になぞらえて考える傾向が強まる。
核融合によって光を放つ星が、その役割を終えるまでに段階を経るように、人の人生もまた、さまざまな局面で「光」を生み出してきた。仕事や社会的責任、家庭や人間関係を通じて発揮してきた力は、確かに周囲に影響を与えてきた。一方、その推進力が次第に弱まっていくことを、体力や気力の変化として実感する時期も訪れる。
そうした変化の中で、人は極端に前へ進むことも、完全に立ち止まることも避けながら、生活全体のバランスを取ろうとするようになる。活動と休息、挑戦と慎重さの間で揺れ動くその姿は、最終段階に近づいた星が膨張と収縮を繰り返す様子にも重なる。人生の後半を生きる世代にとって、これは特別な感情ではなく、ごく一般的に共有される感覚だといえる。
太陽のような恒星の最期を思い浮かべると、人生の後半をどのように生きるべきかを考えさせられる。太陽型の星は、その終末期に、内部で生み出してきた酸素や窒素、炭素といった元素を惑星状星雲として宇宙へ放出する。そうして星間物質となった元素は、やがて再び集まり、新たな星を生み出す土台となる。
人の人生においても、長い年月の中で蓄積してきた経験や知識、価値観は、次の世代や周囲の人々に受け継がれていく可能性がある。それが誰かの人生を支える糧となるなら、それは人生の終盤における一つの到達点ともいえるだろう。
白色矮星は、核融合によってではなく、星として残された熱や重力収縮によるエネルギーによって光を放つ天体である。それは主系列星とは異なる在り方を示す、別の段階の星だといえる。太陽型の星にとっては、役割を変えながら存在し続ける「第2の段階」と位置づけることもできる。













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