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「火星を住める星にする」狂気の火星計画が”現実”に

望月博樹 アクセス  

引用:Wikimedia Commons
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火星は生命体が生きるのが難しい。昼の平均気温はマイナス65℃、夜になるとマイナス120℃まで下がる。大気は地球の1%に過ぎず、有害な紫外線や放射線にそのままさらされる。水も貴重だ。氷が溶けても気圧が低いためすぐに蒸発する。人がここで生き残るのはほぼ不可能だ。

2015年リドリー・スコット監督の『オデッセイ』は火星で生き残ろうとする人間の奮闘を描いた映画だ。NASA隊員マーク・ワトニー(マット・デイモン)は事故で一人火星に取り残され、ジャガイモを育てて食べながらなんとか耐える。この時ワトニーがジャガイモを育てる場所も火星とは言い難い。火星に作られた「居住モジュール(HAB)」という仮設基地だ。人工的に地球環境を模した小さな箱のような場所でしか人間は生き残れないということだ。

このように生命体が生き残るのが難しい過酷な火星環境を人工的に変えて人が居住できるようにする、いわゆる「火星のテラフォーミング」を夢見る者たちがいる。十数年前から関連研究をしてきた学者たちは最近、「米国の宇宙企業『スペースX』のロケット再利用技術のおかげで宇宙に物を送るコストが画期的に下がり、火星環境を変えるという夢が実現する可能性が高まっている」と語っている。

引用:Wikimedia Commons
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イーロン・マスク氏をはじめとするシリコンバレーの一部の億万長者たちも火星テラフォーミング研究を支援するための資金を提供している。不可能を現実に変える挑戦だという。

人が住めるように「火星」を変える?

英国のエコノミストは最近、米国カリフォルニア大学バークレー校近くで科学者たちが「グリーン・マーズ」という名のワークショップを開いたと30日に報じた。「どうすれば火星で生命体が生き残れる持続可能な生態系を作れるか」を議論する場だったという。

昔から多くの科学者は火星に人が住む方法を知りたがっていたが、あまりにも実現が難しく、費用が天文学的にかかるため「SF小説の中の話」程度に扱われてきた。

状況が変わったのは最近数年のことだ。イーロン・マスク氏が運営する宇宙企業「スペースX」のロケット再利用技術の発展により、宇宙に発射体を送るコストが大幅に下がったからだ。

研究も続いている。米国のハーバード大学で環境科学・工学を研究するロビン・ワーズワース教授チームは10年以上前から断熱効果の高いエアロゲルで火星の表面を覆えば紫外線を遮断し、温度を上げることができると主張している。

2019年に関連研究論文を『Nature Astronomy』に発表したこともある。ワーズワース博士は「火星に氷があると推定される地域をエアロゲルで覆えば氷が溶けて水を得られ、紫外線が遮断され、日光は供給されて植物を育てることもできる」と述べている。いわゆる火星に「温室居住区」を作るということだ。

ワーズワース博士はこのような研究を「応用宇宙生物学」とも呼んでいる。地球の生命体が地球外でも生きられる環境を作るということだ。

引用:Wikimedia Commons
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「火星開発」を夢見る人たち

シカゴ大学の地質学者エドウィン・カイト教授も火星に「温室」を作ることを研究する一人だ。カイト教授の構想は火星の大気に鉄や炭素基の超微細粒子を散布し、惑星全体に「浮いている温室層」を作ることだ。この粒子が太陽光を通過させるが、地表から放出される赤外線熱を吸収・再放出して平均気温を引き上げる役割を果たすという。

研究チームは火星の大気に鉄とアルミニウムを散布して9μm(1μmは100万分の1m)程度の金属ナノ棒を作ることができるとも述べた。このナノ棒を毎年200万トンずつ10~100mの高さに注入すれば、数年のうちに数十度気温を上げることができるという。これにより極地と地下に凍っていた氷の一部を溶かして水として使えるという。

NASAと手を組んで宇宙環境生物システムを研究するエリカ・アルデン・ドベネディクティス博士が2024年に設立した非営利研究団体、パイオニア・ラボもある。ここでは宇宙でも食料や繊維などの必須資源を生産するシステムを研究する。バクテリアや酵母を投入した密閉生物反応器を宇宙に持って行き、タンパク質を作ったりバクテリア繊維を生み出す計画だ。

シリコンバレーの一部の億万長者たちも火星移住計画研究を継続的に支援している。イーロン・マスク氏が昔から「火星テラフォーミング」を夢見てきたことは周知の事実だ。スペースXの「スターシップ」はマスク氏が火星と深宇宙探査のために開発した大型再利用可能宇宙船だ。マスク氏はすでに2016年に火星に100万人が住める都市を作るという「火星移住計画」を発表したことがある。マスク氏はまた火星の大気にある二酸化炭素(CO₂)と氷を利用すればメタン(CH₄)と酸素(O₂)をスターシップ飛行に必要な燃料として持続的に生み出せると主張している。

ブロックチェーンの専門家でありXRPの共同創業者であるジェド・マケイレブ氏も火星テラフォーミング研究を支援する一人だ。彼は宇宙企業ヴァースト・スペースと非営利団体アステラ・ラボを設立し、火星テラフォーミング研究を継続している。2026年には初の民間運営の商業用低軌道宇宙ステーション「Haven-1」を発射する計画も持っている。

望月博樹
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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