
インドネシアで、客室乗務員の採用試験に落選した20代の女性が、偽の制服と社員証を用意して乗務員になりすまし、実際に旅客機へ搭乗していたことが明らかになった。
ベトナム系オンライン紙「VNエクスプレス」によると、事件が起きたのは今月6日、スルタン・マフムド・バダルディン2世空港(パレンバン)を出発し、ジャカルタへ向かうバティック・エア7058便の機内だった。
搭乗時、客室乗務員らは、同じ乗務員を装った女性に違和感を覚えたという。規定と異なる髪型に加え、スカートの形状が正規の制服と一致せず、所持していた社員証の印刷も不自然だったためだ。
不審に思った乗務員が業務に関する質問をしたところ、女性は適切に答えられなかった。乗務員は航空保安要員に通報し、インドネシア警察に引き渡された。警察の調べで、女性がバティック・エアの社員ではないことが判明した。
女性は取り調べに対し、「客室乗務員の就職に失敗し、家族に知られるのが恥ずかしく、このような行為に及んだ」と供述した。着用していた制服やネームタグ、航空会社のロゴ入りキャリーケースは、いずれもオンライン通販で購入したものだったという。搭乗券自体は正規のものだったことも確認された。
事件後、女性はバティック・エアを通じて動画による謝罪声明を公表した。動画の中で女性は、「私の名前はカイルン・ニシャ、23歳でパレンバン出身です。2026年1月6日、バティック・エア7058便に客室乗務員の制服を着て搭乗しましたが、私は同社の乗務員ではありません。バティック・エアおよびライオン・グループに心からお詫び申し上げます」と述べた。
一般人が客室乗務員の服装で機内まで侵入できた事実を受け、航空保安体制の深刻な脆弱性を指摘する声も上がっている。













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