
米ニューヨークのマンハッタン中心業務地区ミッドタウンで、韓国式の焼き芋を昼食代わりにする会社員が増えていると、米紙「ニューヨーク・ポスト」が19日(現地時間)に報じた。インフレの影響でランチの価格が急上昇する中、焼き芋が比較的安い一食の代替として存在感を強めているという。
同紙によると、最近のミッドタウン周辺では、市場や食料品店、路上の屋台などで、バターや塩も付けずに焼き芋を買って食べる会社員の姿が目立つ。価格は1個2〜4ドル(約316〜632円)ほどで、外食費が膨らむ状況下では手を伸ばしやすい選択肢になっている。
背景には、外食メニューの値上がりがある。ファストフードのセットが15ドル(約2,373円)近くまで上がり、サラダ1皿も20ドル(約3,164円)前後に達するケースが出ている。かつて1ドル(約158円)だったピザ1切れですら1.50ドル(約237円)以上に上昇しており、こうした環境が焼き芋を「割安なランチ」として押し上げたとの見方も示された。
この動きはSNSでも拡散している。あるフードインフルエンサーは焼き芋を試食する動画を投稿し、マシュマロのような味だと評した。別のインスタグラム利用者も、十分に甘く、砂糖を付ける必要がないと書き込んだという。
「ニューヨーク・ポスト」は、焼き芋が日本・韓国・中国など東アジアで冬の定番おやつとして親しまれてきたと紹介した。自然な甘みと腹持ちの良さ、栄養価が支持されてきたという。ベータカロテン、ビタミンC、カリウムなどが豊富で、健康的な食品としての評価もあるとした。
実際、ニューヨークのコリアタウンにあるカフェでは、オーブンで焼き芋を回しながら焼き、1ポンド(454g)当たり7.99ドル(約1,264円)で販売している。大きさにもよるが1個2〜3ドル(約316〜474円)程度で、ニューヨークの代表的なバーガーチェーン、ファイブガイズのフライドポテトの価格のおよそ3分の1に当たるという。近隣の韓国系スーパーHマートでも、焼き芋2個セットを6〜7ドル(約949〜1,108円)で購入でき、サラダ1皿の半額にも満たないと伝えられた。
焼き芋は韓国系の店だけにとどまらない。ロックフェラーセンター地下の地中海系ファストカジュアルレストランでも、昼食メニューとして焼き芋が並び始めているという。店舗によっては、昼休み前に売り切れるほど人気を集めていると報じられた。













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