
25日付の米紙ニューヨーク・ポストなどによると、米ニュージャージー州アルファに住むアントワネット・ジャンカミリさん(83)は、地元の郵便配達員カイル・フランケンフィールドさんに手作り料理を振る舞うなど、特別な交流を続けている。
イタリア語で「おばあちゃん」を意味する愛称「ノンナ・ネタ」で親しまれる彼女と郵便配達員の縁は、偶然焼いた鶏の手羽元を手渡したことから始まった。
その後も、スコーン、マフィン、ピザなど料理を作るたびに、カイルさんの分を欠かさず用意してきたという。
最近、再生回数900万回を超えて話題となった動画には、彼が最も好きだという「ジェノアサラミとプロヴォローネチーズのベーグルサンド」を作る様子が収められている。
動画の中でジャンカミリさんが「カイル、サンドイッチ持ってきたわよ」と呼びかけると、カイルさんは「今週でもう3回目だよ」と驚きながら感激した様子を見せた。
サンドイッチを受け取った彼は、「おばあちゃんの料理は今まで食べた中で最高だ」と語り、「あなたは私にとって3人目のおばあちゃんのような存在だ」と感謝を伝えた。
1956年、14歳でイタリア・ローマから米国へ移住したジャンカミリさんは、現在、孫のルーク・ハーディンさんの助けを受けながら料理動画を投稿し、200万人のフォロワーを持つSNSスターとなった。
人気ぶりは数字にも表れている。
トマトソース作りの動画は1億1,000万回再生を記録し、シナモンロール作りの動画も9,500万回再生を突破した。
ファンからは「私にもこんなおばあちゃんがいてほしい」「動画を見るだけで心が温かくなる」といった声が寄せられている。
孫のルークさんは、「祖母が食料品店へ行くたび、知らない人から声をかけられるほどだ」としたうえで、「祖母の動画を見て初めて家族のために料理を始めたというメッセージをもらう時が一番うれしい」と語った。
来月、米国移住70周年を迎えるジャンカミリさんは、相次ぐレシピ本の要望を受け、料理本出版も控えているという。
最近では、自宅の給湯器を修理しに来た作業員にも「郵便配達員特製メニューはいかが?」と声をかけ、サンドイッチを振る舞ったという。
毎週日曜日には20人の大家族のため料理を作っているという彼女に、ネット上では「これこそ本物の英雄」「久々に心温まる話だ」と応援の声が広がっている。













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