
フェデックスの元配達員がクリスマスプレゼントを配達中に米テキサスの家庭で7歳の少女を誘拐して殺害した容疑で死刑を宣告された。
6日(現地時間)CNNなどの海外メディアは、フォートワース裁判所の陪審団は5日に行われた量刑決定公判でタナー・ホーナー(34)に死刑を評決したと報じた。
今回の決定は配達トラック内部で録音された被害児アテナ・ストランドちゃんの最後の瞬間が収められた音声など、1か月余りの証言と証拠を検討したうえで下された。ホーナーは先月、裁判が始まると同時に2022年に発生したこの殺人事件について自筆で罪を認めた。アテナちゃんは、フォートワース近郊の田舎町パラダイスにある自宅から行方不明となり、失踪届が出されてから2日後に遺体で発見された。
陪審団はホーナーが今後も凶悪犯罪を犯す可能性があり、社会への継続的な脅威となると判断した。また、犯行手法やホーナーの背景を考慮した結果、死刑を回避すべき理由はないと結論づけた。
ジェームズ・ステイントン検察官はすべての証言でホーナーが捜査過程で嘘を重ねたと指摘した。ホーナーは当初、配達中に誤ってアテナちゃんを車でひいてしまい、動揺したあまりにパニックになって殺害したと主張していた。
裁判過程でアテナちゃんが誘拐された後の車内映像と音声が公開されると、多くの陪審員が涙を流した。映像の中のホーナーは子どもを車に乗せて逃走し、叫べば命はないと脅した。
その後、ホーナーがカメラを隠したが音声録音は続いた。ホーナーはアテナちゃんに年齢と学校を尋ねてから車を止め、一緒に遊ぼうと言った。ホーナーが服を脱ぐよう強要すると、アテナちゃんは泣きながら「誘拐犯なの?」と尋ね、母親を呼びながら家に帰してほしいと懇願した。アテナちゃんが「なぜこんなことをするの?」と尋ねると、ホーナーは「君がきれいだから」と答えた。アテナちゃんは「ママが他の人にそうしてはいけないと言っていた。おじさんも私にこんなことをしてはいけない」とも言った。
1時間以上続いた録音ファイルにはアテナちゃんの悲鳴や息苦しそうな声、何かにぶつかる音などが収められていた。ホーナーは途中で静かにしなければもっとひどく傷つけると脅した。検視官はアテナちゃんの死因が鈍器による暴行と絞殺であると証言した。
アテナちゃんの家族はホーナーが当時配達していた物がアテナちゃんのためのクリスマスプレゼントである「You Can Be Anything (何にでもなれる)」バービー人形であったことを明らかにし、悲しみを深めた。
ホーナーの弁護士スティーブン・ゴーブル氏はホーナーの犯行の証拠が圧倒的で恐ろしいと認めつつも、ホーナーの母親が妊娠中に飲酒をし、ホーナーが自閉症や様々な精神疾患を患っており、大量の鉛にさらされていた点を挙げて終身刑を主張した。
裁判所の中継映像によるとホーナーは裁判官が判決文を朗読する際、特に反応を示さなかったという。













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