
中国東部で、車の運転支援システムを過信した女性が、走行中に化粧をしたり踊ったりする様子を公開し、処分を受けた。
11日(現地時間)、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、浙江省温州市に住むリンさんは、自身の車に搭載されたスマート走行機能を使う様子を、SNS上に複数回投稿していた。
公開された映像には、車がトンネルを走行する最中、リンさんがハンドルから両手を離したまま化粧をしたり、音楽に合わせて体を揺らしたり、軽食を食べたりする様子が映っていた。
リンさんが運転していた車は、中国のIT企業ファーウェイが関与する高級電気自動車ブランドAITOのSUVモデルとされる。車内は花や様々な装飾品で飾られていた。
映像を見た一部のネットユーザーが「危険な行為だ」と指摘し、当局に通報した。その後、警察がリンさんに直接連絡したという。
リンさんは事情聴取で「手は別の動作をしていたが、走行状況は常に意識していた」と説明した。

しかし、警察は道路工事や突発的な事態など、予期せぬ危険がいつでも発生する可能性があると警告した。さらに、現在の運転支援技術は比較的単純な交通環境を想定して設計されており、複雑な状況や緊急時には限界があると説明した。
これに対して、リンさんは「スマート走行機能をとても信頼していた」とし、「むしろ自分で運転するより安全だと思っていた」と語った。
専門家も、現在実用化されているシステムが、すべての障害物や状況の変化に完全に対応するのは難しいと指摘している。
中国の自動車自動化基準では、同技術は車線維持や速度調整など一部機能を補助する水準に分類されており、最終的な車両制御の責任は運転者にあるとされる。
リンさんは最終的に、安全運転義務を怠ったとして、罰金200元(約4,600円)と違反点数を科された。
この件はオンライン上で大きな関心を集め、関連動画の閲覧数は1,000万回以上を記録した。中国のネットユーザーからは「このような運転者は極めて危険だ」「結局、機械より人間のほうが信頼できる」「補助機能はあくまで補助でしかない」などの声が寄せられた。













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