
大西洋のクルーズ船で発生したハンタウイルスの集団感染に続き、今度はカリブ海を航行中のクルーズ船で115人がノロウイルスに感染する事態が発生した。
米NBCニュースなどによると、10日(現地時間)に米疾病対策センター(CDC)は先月28日にフロリダ州ポートエバーグレーズを出発しカリブ海を航行中の「カリビアン・プリンセス」号でノロウイルスの集団感染が発生したと発表した。
この船には乗客3,116人と乗員1,131人が乗船しており、そのうち乗客102人と乗員13人が感染したという。
ノロウイルスは急性胃腸炎を引き起こす。吐き気や嘔吐、下痢のほか、高熱や腹痛、筋肉痛などを伴う場合もある。子どもや免疫力が低下している人では、重度の脱水症状を引き起こす可能性がある。この船で感染した人の主な症状は嘔吐と下痢だったと伝えられている。
この客船を運営するプリンセス・クルーズ社は「一部の乗客が軽い胃腸症状を訴えた」と述べ、「船内のすべての区域を迅速に消毒し、航行期間中も追加で消毒を実施した」と説明した。
集団感染がCDCに報告されたのは7日のことだ。船は11日にフロリダ州オーランドのポートカナベラルに到着し、航海を終える予定だ。会社は船が帰港した際に総合的な清掃と消毒を実施する予定だ。
一方、ハンタウイルス感染症で乗客3人が死亡したオランダ籍のクルーズ船「ホンディウス」号はこの日、スペイン領カナリア諸島に到着した。船は地域社会での感染拡大を防ぐため、港に直接接岸せず、カナリア諸島最大の島テネリフェの沖合に停泊した。
クルーズ船には147人が乗船していた。停泊後、医療スタッフが先に乗船し、乗客の症状を確認した。乗客はその後、小型ボートで沿岸に上陸し、現地の空港で待機していた各国のチャーター便に乗って本国に向かっている。
今回発生したハンタウイルスは、肺や心臓に影響を及ぼす肺症候群を引き起こす可能性があり、呼吸不全により急速に悪化することがあるため、致死率は最大50%に達する。
世界保健機関(WHO)はクルーズ船内のすべての乗客を「高リスク接触者」と分類し、42日間の積極的監視(アクティブモニタリング)を勧告した。積極的監視とは、感染症の確定診断は受けていないものの、感染の懸念があるため、管轄の保健機関に1日2回連絡し、発熱や呼吸器症状の有無を確認するモニタリング方式を指す。













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