
米国のある男性が「罰金を払えるほど金持ちだから問題ない」と言い放ち、絶滅危惧種のアザラシに石を投げつけたとして、警察に逮捕された。有罪となった場合、最大1年の懲役刑が科される可能性があるという。
15日(現地時間)AP通信やハワイ・ニュース・ナウなどの海外メディアによると、米連邦検事事務所は、ワシントン州コビントン在住のイゴール・ミハイロビッチ・リトビンチュク容疑者(38)を、種の保存法(ESA)および海洋哺乳類保護法(MMPA)違反の疑いで起訴したと発表した。
ソレンソン検事は、「ハワイ諸島の貴重で独自性のある野生動物は、ハワイの特別な自然環境と豊かな生物多様性を象徴している」と述べ、「私たちは、脆弱な野生生物、特に絶滅危惧種であるハワイモンクアザラシを保護するため全力を尽くしている」と説明した。


事件は5日、マウイ郡ウエスト・マウイのラハイナで発生した。当時撮影された映像には、リトビンチュク容疑者が海中にいるハワイモンクアザラシに向かって、ココナッツほどの大きな石を投げつける様子が映っていた。
目撃者らがリトビンチュク容疑者に警察に通報したと伝えると、容疑者は「自分は罰金を払えるほど金持ちだから問題ない」と答え、その場を立ち去ったとされる。
ハワイモンクアザラシは、野生下で約1600頭しか残っていない深刻な絶滅危惧種だ。リトビンチュク容疑者が攻撃したアザラシは、地域住民から「ラニ」と名付けられ親しまれていた個体だという。
映像では、石はラニの頭部をかすめて落下したようにも見えるが、目撃者は「ラニがしばらく動かなかったため、負傷した可能性がある」と伝えた。
リトビンチュク容疑者は13日、シアトル近郊で米海洋大気庁(NOAA)の特殊捜査官らによって逮捕された。14日にはシアトル連邦裁判所で初公判に出廷する予定だ。
有罪判決を受けた場合、種の保存法違反で最大5万ドル(約794万8,000円)、海洋哺乳類保護法違反で最大2万ドル(約318万1,000円)の罰金に加え、それぞれの罪について最大1年の懲役刑が科される可能性がある。













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