何気ない習慣が子どもの安全や発達に影響することもある

普段何気なくしている行動が、かえって子どもの健康を損なう可能性があると専門家が警告している。
ニューヨーク・ポストによると、小児科医のアマンダ・パー医師は15日、親が日常的にしがちな行動の中で、子どもの健康や成長、さらには長期的な生活の質に悪影響を与える可能性がある代表的な5つの例を紹介した。
まず最も危険な行動として挙げられたのは、チャイルドシートを早い時期に前向き使用へ切り替えることだ。多くの親は、1歳前後になったり、最低体重の基準を超えたりすると、子どもを前向きに座らせる。窮屈そうに見える姿勢を早く変えてあげたいという思いが背景にある。
しかし専門家は、できるだけ長く後ろ向き使用を続けるべきだと強調している。一般的には2〜4歳まで後ろ向き使用が推奨されており、衝突事故が起きた際、頭や首、背骨にかかる衝撃を分散し、乳幼児をより安全に守ることができるためだ。骨や背骨がまだ十分に発達していない幼い子どもは、前向きの状態で大きなけがをする可能性が高い。
偏食する子どもに合わせ、食習慣をそのままにしておくことも問題だと指摘された。幼児期は、生涯にわたる食習慣や栄養状態が形作られる重要な時期だ。
さまざまな野菜や果物、穀物などを十分に経験しないと、成長や脳の発達に必要な栄養が不足する可能性がある。特に鉄分不足は集中力の低下や認知発達の問題につながり、成人後の健康にも悪影響を及ぼす恐れがあるという。

パー医師は、加工食品や甘い飲み物、果汁ジュースの摂りすぎにも注意が必要だと助言した。子どもが新しい食べ物を受け入れるには、何度も食卓に出して慣れさせることが必要になる。
そのため、無理に食べさせるのではなく、落ち着いた雰囲気の中で継続的に試すことが重要だという。
幼い頃から「SNS」の利用を自由に認めることも、リスク要因として挙げられた。スマートフォンや「TikTok」「Instagram」などの利用が増える中、若者の抑うつ感や不安症状、睡眠問題が急増しているという。
パー医師は、少なくとも16歳までは「SNS」の利用を制限し、夜はスマートフォンを寝室の外に置く習慣が必要だと勧めている。
子どもの予定を習い事や塾で詰め込み、自由に遊ぶ時間をなくす育て方にも注意が必要だ。特別なルールを決めず、子どもが自分で遊びを作り出す時間は、感情を調整する力や創造性、心の健康の発達に重要な役割を果たす。
一方で、予定を詰め込みすぎると慢性的なストレスにつながり、睡眠障害や腹痛などの症状を引き起こす可能性がある。長期的には心血管疾患のリスクを高める恐れもあるという。
最後に、予防接種を遅らせたり受けさせなかったりすることも大きなリスクだと強調された。専門家は、ワクチンの接種スケジュールは子どもが感染症に最もかかりやすい時期を考慮して設計されているため、推奨時期を守ることが重要だと説明している。
麻疹や百日ぜきのように軽く見られがちな病気でも、乳幼児には重い合併症や死亡リスクにつながる可能性があると警告した。













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