
台湾の女性が、10代の娘に不適切な行為をしたと疑われる男子生徒を探し出し、暴行と脅迫を加えたとして、裁判で実刑判決を言い渡された。
中国時報など台湾メディアが22日(現地時間)に報じたところによると、2024年8月、A氏は成人男性3人とともに、10代のB君がアルバイトをしている場所を訪れた。A氏は、自分の10代の娘がB君から不適切な行為を受けたと疑っていた。
A氏はB君を見つけるとすぐに、拳で頭を殴り、「付いてこなければ痛い目に遭わせる」と脅した。
B君はA氏とともに訪れた成人男性3人を見て恐怖を感じ、やむを得ず近くの倉庫に付いていった。
A氏はB君が娘に対する加害行為を否定すると、同行した男性らにB君への暴行を加えさせた。また、A氏はその様子を動画で撮影し、B君に加害行為を認めるよう強要した。
その後、A氏はB君の両親も現場に呼び出し、「あなたたちが子どもをきちんと教育しなければ、私が教えてやる」と言い、B君をひざまずかせて自ら鉄パイプで殴った。
さらにA氏は、娘が受けた被害の損害賠償として120万台湾ドル(約608万円)を要求し、「念書に署名しなければ、ここから出られないようにする」と脅した。
結局、B君の両親は強要され、脅された末に念書に署名し、夜遅くになってようやく、全身に傷を負った息子をA氏らのもとから連れ出した。
その後、B君と両親は警察に通報し、台南地方検察署はA氏を起訴した。
最近開かれた裁判で、台南地方裁判所はB君側の訴えを認めた。裁判所は、共謀して他人の行動の自由を奪ったとして有罪と認定し、A氏に懲役7か月を言い渡した。
裁判所は「B君は当時18歳未満の未成年者であり、加害者であるA氏は成人だった」とし、「たとえ犯行の動機が娘の被害に起因するものだったとしても、正当な司法手続きを通じて解決しようとせず、集団で被害者を威圧しながら連れて行き、行動の自由を奪ったことは、法を軽視した行為だ」と指摘した。
続けて、A氏が犯行を認めていることや、現在は自力で生計を立て、子どもを扶養しなければならない家庭事情などを考慮しても、被害者といまだ示談に至っていないことなどを踏まえ、量刑を決めたと明らかにした。













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