
片耳を失った猫と、片目を失った猫。過酷な路上生活の末に保護された二匹の猫が、今はドバイのある獣医の家で「最高の相棒」として暮らしているという話が伝えられ、注目を集めている。
21日(現地時間)オンラインメディア・カラパイアによると、二匹の猫はともにドバイのある街でけがをした状態で発見された。つらい過去を経験した二匹は現在健康を取り戻し、毎日一緒に寝てご飯を食べながら友情を育んでいる。
数年前、生後5週ほどのメスの子猫が重傷を負った状態でドバイの動物病院・ウムスケイム動物医療センター(USVC)に運ばれた。テレシタという名前のこの子猫は、ドバイの街で母猫や兄弟たちから離れた状態で発見された。
テレシタの右耳はなくなっており、傷の周りにはウジまで湧いていた。猫を発見した親切な家族はすぐにUSVCに連れて行き、テレシタはそこで主治医ルイス・アン・マナスコ博士に出会った。
発見当時、テレシタの状態は深刻だったが、とても落ち着いていて、毎日続く包帯交換にもじっと耐えたという。
献身的な治療のおかげでテレシタは徐々に健康を取り戻した。集中治療室を出た後、ルイスさんはテレシタを回復するまで一時的に世話をすることにした。
しかし、毎日包帯を替えたり一緒に時間を過ごすうちに、二人の絆は少しずつ深まっていった。いつの間にかテレシタはルイスさんにとって完全に「子どものような存在」になっていた。
2週間の治療が終わる頃、ルイスさんはテレシタを正式に家族として迎え入れることを決めた。そして2021年9月にはテレシタのインスタグラムのアカウントも作った。
その後、テレシタは完全に回復し、健康な猫に成長した。ルイスさんと彼の恋人、そしてテレシタの間にはすでに本当の家族のような絆が完成していた。
そうして数年が経った2025年12月のある日、USVCにいたルイスさんに新しい子猫の患者がやってきた。今回の子猫を連れてきたのは、経済的に余裕のない生活の中でも野良猫たちに餌を与え、保護活動を続けている男性だった。
診察の結果、子猫はオスで右目にひどい感染症を抱えており、眼球摘出手術を避けられない状況だった。男性は手術後も子猫を世話すると言ったが、家がなく路上で世話をしなければならない状況だった。
ルイスさんは片方の目を失った子猫を再び路上に戻すことはできないと判断し、回復のために自宅で一時保護を始めた。しかし、既存の飼い猫であるテレシタが新しい猫を受け入れるかどうかが唯一の心配だった。
ルイスさんは十分な時間をかけて二匹の猫を少しずつ会わせていった。最初の数日は別々の部屋で過ごし、その後はドアの隙間からお互いのことを知れるようにした。そして初対面の後、二匹の猫はすぐに親しくなったという。

二匹は一緒にご飯を食べ、遊び、毛づくろいをし合いながらほとんどの時間を共に過ごした。ルイスさんはその様子を見て二匹を絶対に引き離すことはできないと感じ、結局ポティートも家族として迎え入れた。
ルイスさんは右耳がないテレシタと右目がないポティートを「不完全だけど完璧なコンビ」と表現した。互いの不足している部分を自然に補い合っているからだ。
この話を聞いたネットユーザーたちは「こんな温かい話を見て心が癒やされた」「二匹とも愛されるべき存在だ」「安全な家で幸せに暮らせてよかった」などの反応を示した。













コメント0