
アメリカのあるベーカリーが、従業員の健康を考慮し、強い香水をつけた顧客にドライブスルーの利用を求めたことが話題を呼んでいる。
海外メディア「USAトゥデイ」によると、ニュージャージー州・ブリッジトンの「Century Bakery」は4月29日(現地時間)、公式SNSに強い香りの香水をつけた顧客にドライブスルーサービスの利用を勧告する投稿を行った。
同ベーカリーは「当店の多くのレジ係が喘息を患っており、花粉の多いこの時期は特に辛い状況にある」とし、「すでに気道が刺激を受けている状態で強い香りを嗅ぐと、呼吸がさらに困難になる可能性がある」と説明した。
さらに「このような強い香りは顧客が去った後も店内に長く残り、従業員に咳や不快感を引き起こす可能性があることをご理解していただきたい」と付け加えた。
ただし、Century Bakery側はこれが必須ではなく推奨事項であることを強調した。同ベーカリーは取材に対し「周りの人々への配慮を呼びかける趣旨で投稿したもので、香水をつけて来店した顧客を追い返すことはない」と釈明した。