
「食べ過ぎだ」という耳を疑うような理由で婚約を破棄し、さらにはデート費用の全額返還を求めて提訴した中国の20代男性に対し、世論から冷ややかな視線が注がれている。
20日(現地時間)、香港紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」などの報道によると、中国の黒竜江(ヘイロンジャン)省に住む20代の男性は9日、交際相手の女性を相手取り、婚約金2万元(約42万円)と、交際期間中に費やしたデート代3万元(約63万円)の返還を求める訴訟を提起したということである。
二人は同じ村の出身であり、地元の慣習に則って男性側が約2万元の婚約金を支払っていた。婚約成立後、女性は男性の両親が経営する飲食店で共に働いていたが、交際当初の円満な関係は長くは続かなかった。女性が店で簡単な業務のみを担当していたことに、男性側が不満を募らせるという驚きの展開を見せたのである。男性は「婚約者が連日店で食事を平らげ、用意した分では到底賄えなかった」と主張し、彼の家族もこの呆れた主張を支持した。
これに対し女性側は、無報酬で店のために働き、十分な労働力を提供していたと反論している。さらに、あまりに細かいデート費用の請求について「彼は過度に計算高く、私に買い与えたストッキングや下着まで返せというのか」と、その器の小ささを露わにした。
裁判所は、法廷での双方の証言を精査した結果、デート費用には双方の合意に基づく物品が含まれていると認定し、女性に返還の義務はないとの判断を下した。一方で、婚約金については、既に支払われた額の半分に相当する1万元(約21万円)を女性が負担すべきであるとの判決が下されるという結末を迎えた。
この判決に対し、当事者双方は比較的納得しているとされるが、ネット上では「それほど計算高いのであれば、最初から賃金を支払って雇うべきであった」「妻ではなく、乳母を求めていたのではないか」といった辛辣な批判が相次いでいるのが実情である。













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